高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

家のカタチ

毎週10軒程度の新築物件の撮影をしていると、ひとが暮らすためのスペースや配置、場所などについて、いろいろと考えさせられる。

建物そのものは途轍もなくゴージャスなのに、車を停めるのもひと苦労といった交通量の多い市街地の物件もあれば、建物自体はごくシンプルなツクリだが、悠々と車を停められる物件もある。

窓は途轍もなく大きいのに、その窓のすぐ横に隣の家があってまったく意味をなさない物件もあった。

 

三階建の物件は、たしかに部屋数はたくさんあるが、やはり階段での上り下りはちょっとツラい…

 

 

私はむかしから、平屋にあこがれている。

 

正方形の箱がふたつ、マトリョーシカのようになっている平屋だ。外側の箱は玄関(というか入口の扉、とでもいおうか)からぐるりと回廊を成している。ガレージを成すほどの幅を持っているため、そのまま庭としても機能する。

内側の箱には正式な(?)玄関。ここから住居スペースに入る。

 

ちなみに内側の箱の屋根となる部分はいわば屋上のように上ることができる。外側の箱は2階建てと変わらない高さを持つが、飽くまでも雨風を防ぐ箱となる。

 

…と、こんなツクリの家をイメージしているのだが、これまでこんな感じの注文住宅を見たことがない。誰か参考となる住まいがあれば良いのに…

 

ずっとむかし、CADの資格を取ったころ、こんな家をイメージして遊んでいたものだ。そのうち誰か物好きなパトロンが現れることを祈る。

 

 

…なんのハナシをしているのか…

 

たんに、たくさんの物件を覗いているのでむかしのイメージを思い出しただけだ。

 

そんな感じ。

 

それでは皆さま、お疲れさまでした!