超広角レンズ
今度のお仕事で使いたいなぁ、との思いから、超広角のレンズを買った。
現在請け負っているお仕事の内訳を考えても、広角域を強化しておいた方がいい、との判断からだ。
とはいえ、単にお仕事だけで使うレンズは不要だった。せっかくなら、自分の作品撮りでも使えるようなレンズが欲しかった。
で、買った。
最新のレンズではない。かといってオールドレンズに分類されるほどには古くない。たんに欲しかったのだ。このレンズが。
うん、細かいハナシはどうでもいい。
とりあえず使ってみた。
平日だっていうのに、子どもたちが沢山いて撮影には不向きだったが、軽く睨みを利かせて蹴散らした。ウソだけど。
超広角、いいね。
というか、思った以上に色の乗りがいい。
そして、超広角ゆえの隠し撮り(失礼)。
まさかの画角で写り込む子どもたち。
個人的にはこの画角、使い勝手はよかった。
自分のイメージする絵に近いのだと思う。
ただし、寄りで撮るのは慣れないと難しい。というよりも、レンズが被写体にぶつかってしまうのでは、と思うぐらいに近づくので、ちょっと怖い。
今年の夏は、海での撮影も企画していた。ちょっとバタバタと忙しく、それどころではなくなってしまったのだが、つまりは夏よりも前からずっと欲しかったレンズである。
ようやく購入できて満足だ。
また近いうち、風景寄りの撮影でもしてこようと思う。
それでは皆さま、お疲れさまでした!
料理撮影の意味
さて、最初に断っておくが、今日は愚痴だ。悪口だ。ネガティブ発言だ。
よって、日々健全に生きているかたは読まない方がいい。文句ばっかりだから。
今日、料理撮影でとある店舗に出向いた。
フードデリバリーサービスのカタログ撮影だ。
店に着いて三脚などの準備をしていた。
責任者と思しき男性がきて、メニュー表を私に見せつつ、撮影する料理を示していった。
了解しつつ、準備を整えた。もう、いつでも撮影OK。「準備できました。いつでも撮影できますので、よろしくお願いします!」
店員は厨房に消えた。
私は料理の登場を待ちつつ、その場に待機。
10分経過。
なかなか料理が出てこない。
まぁ、午前11時、お昼前の準備に忙しいのだろう。
20分経過。
まだ何も出てこない。
え? カレーって、そんなに手間のかかるモノ?
そりゃイチから作ってれば時間は必要だが、それこそもうすぐお昼時、逆に大丈夫なの、それで?
30分経過。
何も出てこない…
オマケに途中で来店したお客さんに、フツーにカレーを出していた。
え? 全部の料理をまとめて出してくるつもりなの? 面倒くさいからひとつずつ出来たモノから持ってきてくれないかな?
で、厨房を覗いてみた。
店員さんに質問。「いくつか出来上がってる料理はありますか? 順番に持ってきていただきたいんですけど…」
店員さんが出てきた。そして言った。
「メニュー表に載ってる写真を撮れないんですか?」と…
ん?
メニュー表に載ってる写真を撮れないんですか?
たしかに、A3サイズぐらいのラミネート加工を施されたメニュー表には、9種類ほどのカレーの写真が載っていた。そして、たしかに最初にこのメニュー表を私に見せながら「これとこれとこれ」と、店主が言っていた。
え? 「これとこれとこれ」って、そのままの意味? 「これとこれとこれ」の料理を用意するからその写真を撮って、という意味ではなく、メニュー表に載ってる写真の「これとこれとこれ」を撮ってくれって意味?
なかなか理解が追いつかない。
何を言ってるんだ、このひと?
私は料理を撮影してくれという話で伺っている。出てきた料理をどんなふうに美味しそうに見せられるか、それをずっと頭の中で考えながら伺っている。薄暗い店内だろうが、狭苦しい店内だろうが、たいして区別のつかないツマラナイ料理だろうが、撮るからにはカッコよく撮りたいと思って伺っている。
その私に、素人がスマホで撮影した挙げ句にメニュー表に載せているような写真の写真を撮れだと?
馬鹿なんですか?
いや、馬鹿だろ。というか、失礼だろホント。
なに、この店?
やる気あるの?
ちょっと、久しぶりにアタマにきた。
最終的に、メニュー表では写真は撮れないことを告げ、カレーひと品のみ、実物を用意してもらって撮影した。
どうやらひとつのカレーの写真でその他のカレーすべての写真も兼ねるつもりみたいだ。
そりゃね、食品ロスの問題もある。撮影のためだけに何十品も用意するのも負担なのは分かる。
だが、それを踏まえて依頼してるんじゃないの?
そこ、キチンと負担しないとキチンとした写真なんて撮れないんですけど…
だいたい、多くのお店はその負担を軽減すべく色々と工夫しながら、たとえば常連さんに声をかけていて、撮影が終わったものを皆で食べるとか、スタッフ間でまかないとして食べるとか、場合によってはカメラマンである私にお土産として持ち帰らせてくださるとか、そうやって無駄をなくそうとしている。そんな中、いっさいの料理も用意せず、メニュー表の写真の写真…
ふざけんなよ、ホント。
こんな無礼な扱いを受けたのは初めてだったので、かなり頭にきた。まぁ、私は仲介企業さんからギャラをいただくから別にたいした撮影ができなくても問題ないっていや問題ないんだけどね、やっぱり心情としてお仕事をまわしてもらったからにはキチンとした撮影がしたかった…
というわけで、今日はひたすら愚痴を書きまくってしまった。なんなんだよ、ホント。
やれやれ…
そんな1日でした。
はい、それでは皆さま、お疲れさまでした!
御殿場アウトレット
さて、すっかりご無沙汰しております。
ここひと月、まったくフルのお休みがなく、日々撮影のお仕事に奔走しておりました。
が、昨日は久々の完全オフ。
実は以前より、奥さまと「ドライブに行こう!」との話があり、御殿場のアウトレットモールに行ってきた。
とはいえ、普段は企業さまから車をお借りしているだけでプライベートで使える車は持っていない。まずは、車のレンタルから。
その手のことに疎い私。なんだかんだで後回しにしている間に、すっかりギリギリに。手配を終えたのは前日のこと。
それでも何とか当日の朝には間に合った。
私の地元、さいたま市から御殿場までは、車でおよそ2時間。もちろん高速を利用した場合だ。高速を使わないほうが個人的には安心なのだが、それだと倍ぐらいの時間がかかる。さすがにキツい。
はい、そんなわけで高速道路、利用しました。
実を言えば人生で4回目。
1回目は父親同伴、2回目、3回目は道に迷って間違えて入ってしまった。で、今回…
うん、高速道路とは縁のない人生でした。
なにしろ怖かった。
まず、そもそもETCカードなど持っていない。
入り口からどうしていいのか分からない。
入ったら入ったで、そのスピード感に対応できない。はっきり言って、人間の対処できる速度じゃない。怖い。なのに止まれない。怖い。
おまけにカーナビは何かよく分からない指示ばかりでまったく頼りにならない。ケータイナビも使ったが、長いトンネルとか入ると「GPS信号が失われました」とか言って私たちを突き放す。
ホント、半泣き…
なにしろ、免許を取って20年以上にもなるというのに、いまだもって「運転のなにが楽しいのか分からない」と思っている私。ひたすら恐ろしい時間を過ごした。
それでも、なんとか辿り着いた。
景色がね、サイコーだった。
運転中はまったく眺める余裕がなかったが、昨日は天気も上々。カメラ持参すれば良かった、というぐらいの絶景。すでに帰りの運転に対する恐怖に怯える私を、少なからず癒やしてくれた。
正直、買い物はね、オマケみたいなものだった。ここ1、2年、なかなか奥さまと何処かに出かけることが出来なかった。毎日のように顔を合わせてはいるが、それでもやはり、たまには一緒に出かけたい。だから、ただ単にモール内をウロウロしているだけでも私は充分に楽しかった。
事前に「靴を買おう」と言っていたのだが、なかなか好みのモノと値段のバランスが取れず断念。結局、買い物は数本のワインと岩塩やらペースト系の加工食品のみに終わった。
広大な敷地内を探索し終えたころには、あたりはすっかり夕暮れ時。富士山がキレイだった。
最後に、わりと最近に作られたという敷地内の温泉に入った。さすがに1日歩き回ってくたびれたからか、温泉はありがたかった。
もちろん夜道での高速ドライブはそんな温泉での回復を一瞬にして削ぎ落としていったが、帰りは行きに比べれば遥かに少ないトラブルで辿り着いた。
最後に、楽しいドライブを期待していたであろう奥さまに、多大なる緊張感と恐怖を共有させてしまったことを詫びるとともに、終始頼りにならないケータイナビに代わって指示を出してくれた事に感謝を。
本当に助かりました。
「今度はETCカードを作って、またドライブに出かけよう!」
渋谷→初台→荻窪
さて、ただいま帰宅の電車だ。
今日はなかなか動いた。
渋谷では、もうすぐオープンする知り合いのスタジオにお邪魔してきた。コチラ、なかなかいい雰囲気に仕上がっているので近々プロモーション用に撮影させていただく。
さて、今日はそこから初台に移動。恒例の、出版車での撮影のお仕事だ。コチラも、相変わらずだが無事に終了。なんだかんだで長い付き合いになるが、いつもありがとえございます。
これで終わりではないのだ。
今日はこのあと、荻窪に移動した。
いつも撮影でお世話になっているモデルの神田美和さんの舞台があったのだ。
この時期に舞台を開演できたことに、まずはタイヘンなご苦労があったであろうことは間違いないだろう。実際的、何度か中止、延期になった舞台もあったと記憶している。
感想としては、とてもシリアスな作品だった。、との印象。そして、作り手や演者の皆さんの熱意が伝わってくる、いい舞台上だった。
まだ今日で2日目。
残り数公演があるので、いちおうコチラにリンクを貼っておく。ご興味あるかたは是非、足を運んでいただけたらと思う。
#愛故に幻影
#狼煙組
#舞台
それでは皆さま、お疲れさまでした。
浅草
昨日、お仕事の絡みで浅草に出向いた。
で、せっかく出向いたのならスナップでも撮ろうかな、と。
で、ここ最近どういうわけか撮りたかったモノクロでのスナップ撮影を楽しんだ。
ミラーレスになってからのモノクロ撮影はとても分かりやすい。なにしろモノクロ設定にしておけば、ファインダーを覗いた時に見えるのはモノクロの世界。以前のようにモノクロでの完成形をイメージしながら撮ることに比べると、格段に撮りやすい。何しろ最初から完成形が見えているのだから。
昨日はあいにくの曇り空で、もっと強烈にコントラストの効いたカットを狙っていたのだが、それは難しかった。
それでも、ある意味ヘンに白飛びとか気にする必要もなかったんで、気軽に撮影に集中することができた。
それにしても浅草、ひとが沢山…
まぁ年末年始の異常な光景に比べれば全然だけど、それでもやはり雑然としていた。
隙間を縫うように、路地裏を歩く。
メインも歩くけど…
最近、静かにモノクロ写真を撮りたいという気持ちが強くなっている。近いうちまた、何処かで撮影してきます。
それでは皆さま、お疲れさまでした!
中銀カプセルタワービル
昨日、たまたま奥さまとの話題にのぼった『中銀カプセルタワービル』。話題になったと思った直後、たまたまテレビをつけたらそこに映し出されたのはタワービル。「おぉ、すごい! こんな偶然もあるんだねぇ」と奥さまと話しながら番組を観た。
それだけでもかなりレアな確率だが、今日たまたま新橋の浜離宮朝日ホールにて奥さまのピアノ演奏会があり、私も少し遅れて会場に。
その途中、道路を歩いていると何人かの通行人がケータイを何処かに向けている。
なんだろう?
気になって振り返ってみると、そこにはナント…
え?
凄くないか、この確率。
なんとまぁ、すぐ目の前にカプセルタワービルが!
ちょっと運命を感じてしまうほどの偶然が重なった。
行きは演奏会に間に合わなくなってしまうのでそのままその場を離れたが、帰りに少し立ち寄ってみた。
中銀カプセルタワービルは建築家、黒川紀章氏が手掛けたモノ。私の地元、さいたま市では浦和の近代美術館が有名だ。美術館のある北浦和公園にはカプセルタワービルのカプセルのひとつが展示、というかポツンと放置されている。
北浦和公園は何度か撮影のお仕事でロケハンもしているが、昨日のテレビを観るまでそんなことすっかり忘れていた。
中銀カプセルタワービル、来年には取り壊しになってしまうそうだ。
見学会みたいなものもやっているようだし、こんど屋内も撮影させてもらおうかな、と、そんなことを思った週末でした。
それでは皆さま、お疲れさまでした!
キッズ
突然だが、この子すごくないですか?
先日のひまわりファミリーフォトで撮影させていただいた中のおひとりだが、この年齢でフツーにポージングとかお願いしなくても出来るっていうね…
おいおい、ホントかよ?
なんて思いながら撮影したが、それよりもまぁ、なんと絵になることか…
世の中、広いよね。
撮っていて、抜群に楽しかった!
実はこの撮影の翌週、私のお客さんでリボン作家をしている方が、キッズモデルを手配してくれて、その撮影を行った。
今後、また撮影させていただく機会がありそうなのだが、この子を推薦してみようかなぁ…なんて、勝手な妄想を膨らませている。
まぁ実際ときどきモデルさんみたいな活動もしているみたいだったし、試しにお声がけしてみようかと、ちょっと思っている。
ま、なにはともあれあの暑い中での撮影後半戦、あのタイミングでテンションを上げてくれたこの子に感謝である。
お疲れさまでした!