高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

ゾンビ映画

昨夜、ゾンビから逃げまくる夢を見た。

 

場所は外国のどこかだったが、けっこうなお金持ちの家が建ち並ぶ地域。庭にプールまであった。

私はとある金持ちの家の書斎らしき場所で、ゾンビとなった男に気づかれないように、そっと手摺りにつかまりながら階段をのぼっていた。

その家の子どもなのか、ゾンビとなった男に話しかけているのだが、いっこうに言葉が通じているようには見えない。しかし、男がその子どもに襲いかかることない。私はこっそり子どもを救出しようと試みるのだが、男は物音に敏感で近づくことができない。

そんな時、庭に面した巨大なガラス窓が割れる。大きな音が響き渡る。どうやら誰かがゾンビの気を惹こうとしたらしく、石を投げつけたようだ。部屋の中にいたゾンビがそれに反応。かたわらの子どもを置いて窓の方に。チャンス。私は階段を駆け下り子どもを抱きかかえると、ゾンビの横をすり抜け一目散に庭に飛び出し、プールに飛び込んだ。

どうしてプールに飛び込む必要があったのかは分からないが、夢の中ではそれが最善と思われた。

子どもを抱きかかえながら泳いだ。プールの向こう側に人影が見えた。設定はよく分からないがどうやら味方らしい。私は必死に泳いだ。

 

…と、場面は一転。

 

どこかの広い大聖堂の中。どうしてかは知らないが、世界はゾンビの恐怖から救われたらしく、私は友人たちと大聖堂から出ていこうとしていた。前を歩いていた友人たちが走り始めた。私も続いて走り始めた。と、突如として前方の友人が振り返った。その顔は血まみれで、ゾンビそのものだった。

彼は私の顔めがけて何かの肉片らしきものを投げつけてきた。躱す暇さえなく、まともにそれを食らう私。横ざまに倒れ込む。視界が赤く染まる。うわ、これホラー映画のラストシーンみたいじゃん。最後、ハッピーエンドと思わせながら、実はまだ悪夢は終わってないんだぜ、的な…

 

そんなことを夢の中で考えながら、次第に意識が遠のいていく私。

 

同時に現実世界の私は、それと入れ替わるように意識が覚醒した。

 

フツーの朝だった。

 

 

…と、わりと細部まで夢を覚えていたのだが、けっきょく何のことやら分からない。

 

たんに、ゾンビ映画が好きだから夢に見たのだろうか…

 

どういうわけか、むかしからゾンビ映画が好きだ。

 

 

単純明快というか、大前提として不条理な世界を描こうとするからかすべてが荒唐無稽で、でもやっぱりその単純さはお気楽で分かりやすく、正直あまり頭を使う必要もなく、肩肘張らずに楽しめるジャンルとして、なんとなく見てしまう。

 

そういや2、3年ほど前、映画館で韓国のゾンビ映画を見た。スゲー脚の速いゾンビだった。脚の速いゾンビって、ゾンビ映画を見慣れている人間からするととても斬新で、本気で逃げ惑う主人公たちの姿が印象的だった。

 

近年はじゃっかん奇をてらった変化球系のゾンビ映画が作られることも多くなってきたが、たまにはシンプルで分かりやすく逃げ惑うばかりのゾンビ映画を見たいものである。

 

なんて、そんなことを考えた朝であった。

 

 

うん、朝からミョーに疲れたな。

 

今夜はゆっくり過ごします。

 

皆さま、お疲れさまでした!