ビブス
ビブス・・・といわれて何か分かるかたって多いのだろうか?
私は最初、何のことやらちっとも分からなかった。
と、そんな品名が明記された郵便物が、我が家のポストに投函されたのは一昨日のこと。
A4サイズのレターパック。厚みはそれなりにある。
宛名は私宛。そして送り主は、私が秋以降のお仕事として委託契約を結んだ撮影会社。
なんだこれ?
開けてみた。
入っていたのは・・・
こんな感じのヤツ。
個人的には「ゼッケン」という認識だったモノだ。
こやつが「ビブス」というモノらしい。
それにしても・・・
「なんだこれ、すげーダサいんだけど!!」
はい、秋以降に契約を結んだのは、保育園や幼稚園の運動会等の撮影を斡旋してくれる撮影会社だ。そう、つまりはそんな撮影の際に「これを着てください」ということなのだろう。まぁそれ以外には考えられない。
え?
いやだ・・・
だってこれ、本当にダサい。
着ないだろう、これ。
撮影にユニフォームが必要なのは、ブライダル系ぐらいなものだと思っていた。
ユニフォームといってもブライダルは黒のスーツを着ていればいい。
動きにくかったり夏は暑苦しかったりはするが、けっしてダサい恰好ではないので、あまり拒絶感はなかった。しかし、これはちょっと・・・
どうしたものかね。
そうそう、ブライダルについても、二次会撮影は問題なかったが、昼の正式な撮影となると髭はNGだ。私、ふだんは髭面・・・
あの時もちょっとイヤだったんだよなぁ・・・
もう10年以上も髭面でいると、髭がないだけで神通力が消えちまうような・・・
今回のビブスなるものはそれをはるかに上回る。
写真ってさ、センスだと思うわけサ。
細かい技術的な面はいろいろとあるにはあるけど、けっきょくパッと見、「これ、いいね!」と思わせる写真を撮れるかどうかだと思うわけサ。
そんな写真を撮ろうって時にサ、このダサいゼッケンはナイでしょう・・・
と、さんざんボヤいたものの、「まぁ秋以降の話だし」と、部屋の隅に仕舞って現実逃避を決め込む私。
いや、どうしようね、コレ・・・
と、部屋の片隅に放置されたビブスを眺めつつ、この文章を書いております。
皆さま、お疲れさまでした。