高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

ケータイ

実を言えば一昨日の朝、私のケータイがご臨終を迎えた。

起きたら画面が真っ暗で、まったく動かなくなってしまったのだ。

 

それ以前からバッテリーの減りが異様に早いとか、その手の問題はあった。しかし、それ以外の点ではこれといった不具合もなく、正常に動いていた。なので、まさかすでに末期状態に陥っているとは思いもよらなかった。

 

まったく電源がつかない。

 

まず困ったのは、ケータイに入っている連絡先が、まったく分からなくなってしまった点だ。パソコンの方を探せば奥さまの連絡先ぐらいは分かるかもしれないが、日ごろからやり取りしている友人とかは、まったく分からない。

 

加えて、お仕事がらみでも数人のお客さんはケータイの方に連絡をくれていたので、そちらにしか履歴がなく、連絡先が見つけられない…

 

ちょっと焦った。

 

というか、かなり焦った。

 

で、朝っぱらから近場のauショップに走った。

 

 

案の定、ショップの店員さんたちがいろいろと試してくれたものの、ケータイは完全に息絶えていた。買い替えるしかない。買い替えたうえで修理に出すことは可能かと確認したが、それだとデータがすべて消えてしまうのだという。それでは意味をなさない。

 

そんなわけで、ともかく電話がつかえないとどうしようもないので新しいケータイを買うことにした。データにかんしては、あとで考えよう。

 

まぁなんとなくは分かるとは思うが、私はケータイに金をかけるタイプではない。

 

前のケータイを買ったのも5年以上前だ。

 

そんな私に「いい品」をお勧めしようとする店員さんとの間でしばし不毛なやり取りが続いたのち、最終的には私が勝ちを得た。当たり前だ。

 

このやり取り、はぶけないものだろうか?

 

最新機種のカメラ機能を推してくる店員さんに

 

「あ、私カメラマンなんで」のひと言で黙っていただく。

 

そして最後に決まったのはケータイとしては下級ランク。

 

でも、私にとっては充分すぎるほどの1台。

 

 

なんだかんだで契約までに2時間ちかくかかっちまった。

 

データにかんしてはgmailなどはそのまま引き継いだようで過去のやり取りが確認できた。LINEやFacebookについても過去のやり取りは消えてしまったが友人知人は無事だった。ダメだったのは普通のメールと電話記録。こちらは完全にアウトだ。

 

まぁ最近は普通のメールはあまり使っていなかったのでなんとかなったが、危険極まりない事態ではあった。

 

今回のケータイにはSDカードが普通に内蔵できた。こやつが自動バックアップしてくれるようなので、次にもし何かあったとしてもなんとかなるだろう。

それにしても、あまり余計な出費をしたくないこの時期、このタイミングで壊れた私のケータイ。天寿を全うしたことに敬意を表したいとは思いつつも、「てめぇ、いま壊れてんじゃねぇよ!」と、ちょっとだけ言いたい。

 

そんなわけで、今日はこのブログでちょっとだけ言わせてもらう。

 

「てめぇ、いま壊れてんじゃねぇよ!!」