高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

アルバイト その2

さて、昨日は高校生のころにやったアルバイトについて、あれほどまでに記憶していることに我ながら呆れたりもしたのだが、今日はもうひとつ、記憶に残るアルバイトのお話。

 

とある調味料工場で夜間のアルバイトをしたことがある。チューブで練りわさびとか練りからしとか、製造している場所だ。

 

練りわさびも練りからしも、最初からあの姿をしているわけではない。キチンと材料があり、それを計量してこねくりまわして、誰もが知っているあの姿になる。

 

計量するのは人間だが、こねくりまわすのは機械である。

 

巨大なタンクに材料を放り込み、それを撹拌することで作られる。ちょうど生コンのトラックみたいなものを想像してもらえると分かりやすいだろうか。あれが縦になって、すり鉢状になっている。要するに、こねくりまわした後、下からドカドカと絞り出されるわけだ。

 

さて、ここで厄介な問題が生じる。

 

タンクの数は限られている。

しかし、注文はランダムに入る。わさびをこねくりまわした後、からしを作らなければならないこともある。

 

どうすればいいのか?

 

洗うのだ。

 

タンクの中に人間が入って、ホースでお湯を流しながら洗うのだ。

 

どうなると思う?

 

わさび成分たっぷりの湯気に包まれるのだ!

 

 

いやはや、これがもうね、からいのなんのって。ほとんど息できないし、涙とまらないし、全身なんだかヒリヒリするし…ホント、滅茶苦茶タイヘンなのだ。

 

別にこれを毎日やっていたわけではないが、私も数回なかに入ったことがある。

 

世の中、いろんな仕事があるもんだと、そんなことを思った記憶がある。

 

 

そういやさっき、マッチングサイトにプロ野球の球団らしきところから依頼がきていた。商品物取りで500点以上、各4、5カット。納期は1週間。報酬は50万越え。

 

夢があるなぁ…部屋にそんなに入らないけど…スタジオ作れたら、ぜひ!