高北謙一郎の「物語の種」

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セシオン杉並ホール&阿佐ヶ谷コルク

furani web

 

 

昨日は奥さまと一緒に、奥さまの先輩であるピアノ&ヴォーカリストのfuraniさんのライブコンサートに。

 

場所はセシオン杉並ホール。初めて行った場所だ。500人を越える収容人数。区のホールとしては規模が大きい。

 

そしてライブそのものも、18人編成のオーケストラを加えての、かなり大がかりなモノ。

 

 

そもそも、オーケストラ用の楽譜をひとりで延々と書く、という行為に驚く。フツーのバンド譜でさえタイヘンそうなのに、あれを18人分とか、ちょっと考えるのもイヤ。スゲーっ!

 

 

楽曲としてはオリジナルが中心。バラードからアップテンポの曲までバリエーションも豊かに並んでいる。

 

furaniさんの特徴のひとつとして、どこかとぼけたような歌詞と、それとは裏腹な超絶技巧のアレンジ、というものがある。後半、「目玉焼きに何をかけるか」をテーマとした曲や「卵かけご飯への愛をおおいに語る」曲でも、ピアノはずっとアグレッシブ。ストリングスのアレンジもカッコいい。

 

 

音楽をその現場で生の音で聴く、というのは、本来もっとあっていいと思う。

それと同時に、音楽はもっと身近で、生活の中で流れているべきモノだとも思う。

furaniさんの音楽はホールという場所で聴いているにもかかわらず、すごく自分の日常の中で聴いているような、そんな不思議な親近感を持った音楽だと思う。ホールだけど自分の家にいるようなリラックス感。それが魅力。スバラシイ。

 

とんでもなく暑い1日だったが、楽しませていただきました。

 

 

 

 

そしてライブが終わってからは、奥さまとふたりで阿佐ヶ谷駅から出てすぐの場所にあるバー、コルクに。

 

 

tabelog.com

 

 

こちら、以前マスターが西荻窪のお店にいたことから、私も奥さまも顔見知り。独立してからは、私はまだ遊びに行っていなかったので「ようやく」という感じ。

 

ときどき、自分よりも呑みすぎる人を見ると心配になるのだが、こちらのマスターはちょっと半端ない。いつもお話を聞いていると、「死んでしまうのでは?」なんてことを本気で考えてしまう。昨夜は「現在禁酒中」とのことだったが、無意識に呑んでいたりもした。ホント、大丈夫?

 

居心地のいい場所。初めて入るお店の印象は、たまたま居合わせたお客さんたちの空気感もポイントになってしまうのでけっこうハードル高めになってしまいがちだけど、昨夜はそういったお客さんたちも気さくな方々で、非常に楽しく呑めた。

 

なかなか阿佐ヶ谷に用事というものがないのだが、またそのうち伺いたいと思う。