高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

指扇氷川神社(あじさい企画)

さて、実は昨日、大宮での用事を済ませた後、もう一ヶ所、撮影に向かった。

 

埼玉県の大宮駅から川越線で3駅。指扇。

地元のひとじゃないと最初、なんて読むかも分かりにくい。「さしおうぎ」と読む。

まぁ、指扇住まいのかたには失礼かもしれないが、けっこうなマイナーどころだ。

 

実を言えば、さいたま市住まいの私もこの駅に降りたのは初めてだった。

 

で、この指扇に何があるのかと言えば、氷川神社がある。

 

……氷川神社……

 

どこにでも沢山ある。

 

が、この指扇の氷川神社には、あじさいがあった。もう何年も前になるが、地域の方々が協力して植えたらしい。

 

サテ、どんなものだろうか…。

 

 

駅を出て、最初はどこに向かって歩けばいいのかよく分からなかった。駅前に、地図のようなものがないのだ。

 

しかし、ちょっとあたりを見渡してみると、「あじさい祭り」の文字が書かれたのぼりを発見。小さいけど進行方向を示した矢印もあった。

 

あとはもうね、こののぼりを頼りに進むのみ。ちょっと心配になるぐらいの絶妙な配置で、次なるのぼりが登場する感じだ。

 

歩くこと10分、住宅地の中、ひっそりと静まり返った神社があった。氷川神社だ。

 

 

まず目についたのは、小学校の花壇みたいな、小さな区画に咲いたあじさい。

 

…イヤな予感。

 

え? もしかしてこれだけ?

 

ちょっと心配になりつつ、あたりを見渡す。

 

 

何もない。

 

え? ホントにこれだけ?

 

 

いや、そんなはずはない。さすがにこれで「あじさい祭り」というのはヒドイ。「あじさいパーティ」としたってまだもう少しあるはずだ。そう、まだあるはずだ。何処かに。

 

 

境内を歩いてみた。本殿というのだろうか、小さな建物がある。そこをぐるりと回り込んでみると…

 

「あ、あった!」

 

 

ふぅ。

 

良かった。あじさい、ちゃんとありました。

 

 

 

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指扇氷川神社あじさい photo by takakita

 

おっと。

最初から飛ばしすぎだな。我ながらうつくしい1枚!

 

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指扇氷川神社あじさい photo by takakita

 

 

まぁそうはいってもね、住宅地の中にあるという時点で、風景としてあじさいを撮ることは難しいと判断。56mmの単焦点でひたすら寄る。

 

 

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指扇氷川神社あじさい photo by takakita

 

 

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指扇氷川神社あじさい photo by takakita

 

 

それにしても、この日は天気がとても良かった。境内に射し込む光がうつくしい。

 

 

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指扇氷川神社あじさい photo by takakita

 

 

 

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指扇氷川神社あじさい photo by takakita

 

暑い1日だった。これから梅雨だっていうのに、ほとんど真夏。ここまであじさいの撮影で太陽に頼り切ったカットを量産するとは思わなかった。

とはいえ、やっぱり太陽光って良いね。

 

 

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指扇氷川神社あじさい photo by takakita

 

 

あ、最後に多重露光の1枚。たまにはこういうのもアリかな、と。