みどりの世界撮影企画第5弾
さて、実は食中毒に倒れる前日も撮影に出掛けていた。ということで、みどりの世界撮影企画第5弾。前回の晴天から一転、今回は小雨もパラつくあいにくの空模様。
今回ほど撮影場所の選択に迷ったのは珍しい。都内近郊の庭園でも、まだ撮れる絵はあるとは思うのだが、さすがにバリエーションとしてワンパターンになりそう…かといって、悪天候の中、移動を繰り返すような小規模な撮影の連発はしたくない。
傘を持っての撮影は、ファインダーを覗いてからの操作が面倒くさい。パッと覗いてそのまま撮影とかできればいいのだが、まずそんな都合のいいことはない。どうしても撮影が雑になりがち。
なるべく人混みは避けて、じっくりカメラを構えられる場所…
という中で選んだのは、意表を衝いて埼玉県の川越。
そう、いわゆる小江戸、埼玉では珍しいほどの観光名所だ。
当然、メインとなる蔵造りの街並みは異様な混雑。可能なかぎり近づきたくない。
駅の改札を出て、普通は真っ直ぐにのびる商店街を延々と歩くのが一般的だ。延々すぎるからほとんどのヒトはバスやタクシーを利用するのかもしれないが、歩くならそのルートがメインとなる。が、しかし私は、出足から右に進む。最終目的地は川越氷川神社。その裏手を流れる新河岸川。
で、駅から右に進むと、まずその川の途中というか、川の横腹にたどり着く。あとは氷川神社の裏手まで、延々と川沿いの道を進む。と…。
うん、まるで行ったことがあるように書いているが、そんなルートを辿ったことはない。そもそも川越自体、これまで2回ぐらいしか行ったこともない。たんに新河岸川はさくらの名所としてそれなりに有名で、でも季節を過ぎてしまえば誰もいなそうな場所…で、撮影しやすいのでは、と…。
いやはや、今日も歩いたよ。1万5千歩越え。私の撮影スタイル、大丈夫なのかな…?
しかしこれ、思わぬ穴場スポットを探し出すためには必要な行程とも思える。今回は、途中で予期せぬ公園を見つけた。仙波河岸史跡公園。
うん、なかなか雰囲気のあるいい公園。ひと、誰もいなかったし。
こういった場所を見つけ出せるから迷子になりながらも歩く方を選択している。
なんて、別に狙って迷子になっているわけではないのだが。
そしてもうひとつ、うつくしい神社を発見。こちらも由緒ある場所らしく、境内の手入れが行き届いている。
そしてついに、いちおうの目的地、川越氷川神社に。
こちらは完全な観光名所。ヒトもたくさん。隙をついて一瞬で撮る。ヒトが多いからあまり引きでは撮らず、ピンポイントで。
何枚か撮って気がすんだところで、神社の裏手にある新河岸川に。さくらの季節とは違って華やかさはないが、これはこれでアリ。うつくしい。
これにて今回の撮影は終了。あとは延々と駅までの道を歩いて帰る。それにしてもメインの観光場所はヒトが多すぎる。せめて歩行者天国にしてほしい。両歩道大混雑のうえに2車線でクルマが行ったり来たり…雨も強くなってくるし、歩くのもウンザリ。
とはいえ、今回はあまり撮影には向かないコンディションではあったが、それなりに満足のいく作品が撮れたと思う。また近いうちに出掛けます。それでは。