盆栽 - 高北謙一郎の「物語の種」

そういや、GW中に大宮の街を徘徊したのだが、盆栽祭りなるイベントを開催していた。

もともと大宮には盆栽美術館なる施設が存在する。

愛好家にも人気だが、海外からの観光客が大挙して押し寄せている、とのウワサも耳にする。

いつからそんなふうになったのかは知らないけど…。

盆栽。

むかしから興味があるような、ないような…ほとんど感覚的には観葉植物を飾りたい、というのと変わらない。

たぶん、枯らすこと間違いナシだ。

そんなこんなで、興味はあるのかもしれないが、触ったこなともないしまじまじと眺めたこともない、という状態だった。

で、散歩がてら盆栽祭り中の大宮市街をウロウロ…。

うん、祭りといっても単に街中に盆栽を飾っているスペースがある、という程度。時間帯によっては何かしらのパフォーマンスが見られたのかもしれないが、それらしきモノに出くわすこともなかった。

実際のところ、盆栽祭りそのものは、先程の盆栽美術館をメイン会場としていたみたいだ。駅周辺の催しは、そのイベントに連動したものらしい。

それでも北海道のアンテナショップらしきお店では、そこそこ広い展示スペースもあった。道具好きのニンゲンを引き寄せるであろう様々な盆栽用のハサミ等も販売していた。

この手のヤツ、たしかに欲しくなる…。

実際、奥の深い芸術だと思う。自然のチカラに委ねる部分と自分の意図をはっきり表現すべき部分…その平衡を保つのも難しそうだ。

華美に飾り立てず、ワビサビ的な引き算も大事。かといってなにもしなければうつくしさは際立たない…うん、タイヘンそう…。

とはいえ、何だかんだで楽しめたのも事実。近いうち、盆栽美術館にでもあそびに行こうと思う。自分で始めるとは、まだ思わないけど。