高北謙一郎の「物語の種」

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元号

昨日、新しい元号が決まったらしい。

 

「令和」

 

とのこと。

 

まだ、「れいわ」と打っても漢字変換されたりはしない。どうでも良いといえばどうでも良いが、ちょっと新鮮だったりする。

 

 

もともと平成以降は西暦で考えるようになっていたので、新しい元号になったからといってさほどの感慨もないが、まぁ初めて中国の古典ではなく日本の万葉集に由来する言葉を用いた、という点は頑張ったんじゃないかと思う。

 

 

…ハナシが終わってしまった。

 

 

ネタとして、あまりに弱い。

 

 

これ以上、どうやって引っ張ろうか…。

 

 

あ、そか。万葉集ね。

 

「令」という文字が「命令」を連想させ、しかもいつだってエラそうな某総理大臣が君臨しているもんだから、キチンとした意味とかその出典となった万葉集とか、いろいろと引っ張り出さなくてはならなかったようだが、そもそも万葉集…あんまり詳しく知らない。

 

 

万葉集事典 (講談社文庫)

万葉集事典 (講談社文庫)

 

 

 

ま、カンタンに言ってしまうと日本最古の和歌集、ということになる。下記サイトがいちばん詳しく書いてあったかな。ま、詳しく書かれすぎて、「けっきょくどれが正しいの?」という疑問は残ってしまうのだが…。

 

 

 

日本で最も古い歌集『万葉集』の成り立ちと楽しみ方とは | きっかけは、絶景から。 wondertrip[ワンダートリップ]

 

 

 

 

 とりあえず、細かいことは他所のサイトにお任せするとして、そもそも出典とされた万葉集のどのへんから「令和」は引っ張り出されたのか?

 

 

初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す

 

 

…とのこと。なんのことやらさっぱり分からないが、調べだすとキリがないので私はやめる。興味のあるかたはちょっとした謎解きだと考えてお楽しみいただければと思う。

 

 

うん、何だかんだと引っ張ったな。

 

古い書物を調べて思うのは、言葉とは決して普遍のものではないということ。時代とともにつねに変化し、淘汰され、ときに進化するがよく退化する。そんな感じ。

 

願わくは、言葉というものが時代とともに洗練を極めていくものだと、そう思える言葉を残していきたいものである。

 

なんてことを思った4月の初めであった。