高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

軽井沢

まぁ計画性がないのは今に始まったことではない。むしろ、計画を立てるのは苦手といった方がいい。計画どおり動こうとして疲れてしまうのだ。

その点、なにも決めていなければ行き当たりばったり、気の向くままに動き回れる。

 

そんなわけで、今日は軽井沢にやってきた。

大宮から新幹線で約50分。大宮の駅に降りたってから決めた。

 

いや、本当はもっと前から軽井沢に行きたいとは思っていたのだ。出来れば前日の夜から泊まりがけで行きたいと思っていたのだ。しかし、当日の天気やらがまったく読めず、けっきょく朝になっても、やっぱり行こうかな、どうしようかな、と、迷い続けたままに大宮の駅にたどり着いた。

 

もともとさいたま市に在住していることのメリットとしては、気が向いたら気が変わらないうちに新幹線に乗れてしまう、ということかもしれない。たぶん、あと30分の待ち時間があったら、払い戻しとかお願いして、またああでもないこうでもないと迷い始めていた可能性もある。

 

で、たどり着いた軽井沢。朝、7時34分。早い。まだどこもお店は空いてない。さむい。そして…激しく曇ってる! たまに小雪までチラホラ。おいおい、今日は晴れるんじゃなかったのか?

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軽井沢駅前、ショッピングモールにて  photo by takakita

 

そう思いつつも、とりあえず歩く。私は歩くことでしか己の存在を証明できないオトコである。もちろんウソである。

 

まぁ、何はともあれ歩いた。どこに何があるのかも分からないままに。

 

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軽井沢にて  photo by takakita

 

 

しかしまぁ、別荘だらけ。しかも、どれもデカイ。いい雰囲気の公共の建物かと思いきや、どれも個人宅。ワケが分からん規模だね、こりゃ。さすが、古くからの別荘地。

 

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軽井沢にて  photo by takakita

 

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軽井沢にて  photo by takakita

 

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軽井沢にて  photo by takakita

 

で、最初に訪れたのは万平ホテル。泊まるわけじゃない。歴史ある建築物に興味があったのだ。

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軽井沢、万平ホテル  photo by takakita

 

が、正直あまり面白くなかった。建物のメインにあたる玄関口のあたりに、余計な樹木が多すぎる。どこから見ても、イマイチ。建物そのものはそれなりに良かったんだけどなぁ…。

 

というわけで、さっさと切り替える。

 

次に行こう、次に。

 

 

ここに至るまでにすでにけっこう歩いた。しかし、まだまだ歩く。相変わらずどこを目指しているのかは分からない。ただ何となく、あっち、と…。

 

そして、今度は雲場池に。

雲場池、初夏から紅葉のシーズンは水面に映る木々の美しさが売り、とのことだが、サテ冬はどうなのか…。

 

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軽井沢、雲場池  photo by takakita

うん、それなりにキレイ。このころにはすっかり晴れて、映り込む空の青は美しかった。が、それでもやはり、木々の緑や紅葉の赤は欲しい。せめて冬なのだから雪化粧でもしていたら良かったのに。

 

 

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軽井沢、雲場池  photo by takakita

 

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軽井沢、雲場池  photo by takakita

そんなわけで、ここにはまた別の季節に遊びに来たいな、なんてことを思いつつ、また次へ進む。

 

 

次は歩いたなぁ。

旧軽井沢の入り口あたりから旧三笠ホテルを目指す。最初は白糸の滝を目指そうかと思ったのだが、お土産やさんの方に訊いたら歩くのは無謀だと。で、途中にある三笠ホテルを目指し、余力があったら滝も目指そうかな、ぐらいの感じで歩き始めた。

 

しかしね、まったく着かない。左右には大豪邸といえる別荘だらけ。そんななかをひたすら歩く。通りはとてもキレイ。しかし歩く。

 

で、ようやくたどり着いた。旧三笠ホテルに。この時点でもう、滝はないな、とは思っていたが、試しに三笠ホテルの受付のひとに訊いてみた。

 

止めておいた方がいい。

 

はい、素直に諦めます。

 

 

そんなこんなで、旧三笠ホテルに残りのすべてをぶつける覚悟で乗り込んだ。幸い、写真もOK。しかもほかのお客さん、誰もいない。貸切り。

 

ここぞとばかりに写真を撮りまくった。そしてこのホテル、被写体として申し分ない。

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軽井沢、旧三笠ホテル  photo by takakita

 

 

…が、すでにそうとう長くなってるな、このブログ。今日のところはこれにてオシマイにしようと思う。それぐらい、旧三笠ホテルは書くことの多い場所だった。

 

そんなわけで、続きはまた明日。

 

それでは。