高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

湯西川温泉

すっかり投稿するタイミングを逸してしまったのだが、実は4日前のことだ。

 

ふと、湯西川温泉に行こう。

と、思い立った。

 

で、行ってきた。

 

日帰りで…。

 

 

湯西川温泉は、東武線ユーザーなら大々的に駅構内に貼られたポスター等で馴染みの方も多いと思うが、栃木県の日光近郊の観光スポットのひとつである。

 

日光旅ナビ

 

朝の8時には埼玉の春日部市に到着。そこから特急に乗って約1時間、栃木県の下今市に。そこからさらに電車を乗り継ぎ、10時半ごろに到着。およそ2時間半の旅だ。

 

とはいえ、有名な「平家の里」まではさらにバスに乗らなければならない。なかなかの旅程である。

 

が、私はなんの知識もナシに駅に到着したので、そのままフラフラと歩いてみた。

 

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湯西川温泉駅を出てすぐの景色  photo by takakita

 

 

結論から言うと、まぁ絶対に着かないから素直にバスにした方がいい。スゲー疲れた。

 

 

それはそうと、そもそもなぜ、私は湯西川温泉に向かったのか?

それは、自分の住んでいるさいたま市から、日帰りで撮影を行える限界の距離、みたいなものを自分で把握したかったのだ。

なので、温泉地に行きながら温泉にも入っていないし、観光スポットに立ち寄ることもなく、ただ駅近辺を歩き回ってその景色を撮影してさっさと帰る、という、ほとんど正気の沙汰とは思えない強行軍をやってのけたわけである。

 

正直、撮影のベストな時間帯を考えると、少しキビシイかもしれない。やはり昼の景色よりも、夜の方が美しさが増すように思う。まぁ翌日を完全に「寝込んで終わる日」として捨てる覚悟でのぞむなら、なんとか出来ないこともない、といったところか。

結果的に、やはりこの辺りが日帰りで撮影できる距離の限界ということだろうか。ある意味、目的は果たしたわけだ。

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湯西川温泉駅の近くを散策  photo by takakita

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湯西川温泉駅の近くを散策  photo by takakita





 

それにしても、今回は久しぶりに「旅をした」、という気分を味わうことができた。特に、下今市から湯西川温泉までの、どこかローカル線を思わせるのどかな路線は楽しかった。

 

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目的地途中、新藤原の駅にて photo by takakita

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途中、下今市駅の構内にて  photo by takakita

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途中、下今市駅の構内にて  photo by takakita



車窓に射し込む昼のひかり、風に揺れる木々、眼前に迫る山、橋梁の下の川は、見馴れた川とは違ってずいぶんと緑がかっていた。

旅に出ると、どうしてもすぐに目的地にたどり着こうと考えてしまう。

しかし、旅はその途中の道のりも含めて旅である。そんなことを思った1日であった。

 

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湯西川温泉駅のホームより  photo by takakita