高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

パエリア

さて、いま、部屋が暑い。

 

パエリアを作り始めてしまったからだ。

 

うん、夏の厨房が悲惨だ、というアレと同じだ。

 

夏場の料理は常に暑さとの戦いになる。

 

はるかむかし、私が料理を始めたころ、電子レンジクッキング用レシピの分厚い料理本を購入した。

 

電子レンジというとなぜだか凄く軽く見られたものだが、いまだに私のレパートリーの中にはその時のレシピが使われている。

 

そう、電子レンジ、あなどるなかれ、だ。

 

 

と、そんな話をしておきながら、パエリアだ。

 

 

どうしてもね、レンジでは難しい料理というものがある。同じ米を使うものでもリゾットなら余裕でできる。しかし、パエリアは難しい。

 

なぜか。

 

おこげができないからだ。

いや、もっというなら、あのパラパラ感が難しい。

 

たぶん、達人ならばできるような気もする。

 

おこげが欲しい場所にオイルを垂らすなりすれば意図的に焦げをつけることもできるかもしれない。

しかし、そんなことをしだしたら、電子レンジ料理の本来の魅力である手軽さが損なわれてしまう。

 

と、そんなわけで今、私はフライパンでパエリアを作っている。

 

暑い…

 

 

皆さまも、屋内での熱中症にはお気をつけくださいませ。

 

それでは、お疲れさまでした!