高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

カーシェアリング

今日、初めてカーシェアリングなるものを利用した。いつもお世話になっている不動産物件の撮影で、いつも使わせてもらっている車ではなく別の車を利用してみようじゃないかと、そんな流れ。

 

今度、ちょっと遠方の撮影もご依頼いただくことになりそうで、その際は社用車でこちらの地元さいたま市から向かうより電車で近場まで出向いてから、現地でレンタカーを利用する方がカンタンであると、そんなことだった。

 

しかし私のレンタカーに対するイメージは、いまだにきちんとした店舗に赴き、そこできちんとした手続きをしてその場で車を借りる、という、いわゆる昔ながらの工程。

 

だが、今は違った。

 

すでに契約しているであろうことは想像できたが、まさか誰もいない駐車場にポツンと置いてあるなんて…

 

いやいや、それも何となくはイメージできていた。以前に知り合いと撮影に出掛けた際、その子が地元のカーシェアリングを利用していたのだ。

 

だから結局、カーシェアリングそのものにはそこまでの緊張感は抱かずに済んだ。それでもすべての撮影を終えて返却を完了した時、私はぐったりと疲れ切った。何故か?

 

車が、大宮駅の屋上駐車場に停めてあったからだ。

 

大宮駅…いわずとしれた巨大駅だ。

 

田舎のちっぽけな駅とも違うし都心のこぢんまりとまとまった駅とも違う。

 

ひとも交通量も、半端ない。

 

怖い…

 

そもそも、長く大宮近郊に暮らしていながら、駅に屋上があることさえ知らなかった。

 

え? どうやって行くの?

…そんな感じ。

 

エスカレータとか、そんな上まであがったこともない。時間が早かったため、駅構内のお店も開いてなくて、ますます入口が分からない。

ウロウロした結果、エレベーターであがることが判明。うん、もうすでに疲れた。

 

そして屋上に。

 

広い。広すぎる。だだっ広い。

 

車、どこ…?

 

目指すべき車がどこにあるのかまるで分からない。カーシェアリングのマークのついたコーンが置いてある、とのことは聞いていたのでそれを目印にすべく、ウロウロ…

 

巨大な駐車場をさまよい歩いてようやく見つけた。

 

そこからもまぁ、ロックの外し方やらなんやら、いろいろと手こずったものの、無事に作業完了。運転も、慣れない車がだったとはいえそこまでは恐くなかった。

 

しかし問題は、撮影を終えて車を返却する時だ。

 

またも巨大駅、大宮ステーションが私の前に立ちはだかる。

 

なにしろね、どこから入ればいいのか分からないのだ。出た場所とは違っていた。

 

時間も、借りた時間帯とは違ってすでにひとも車もいっぱい。怖い。怖すぎる…

 

ひどい緊張感とともに大宮駅に近づく。

 

ナビだって、駅そのものには近づいてしまっているのですでに「目的地に到着しました。お疲れさまでした」とのことで私を見放した。

 

どうしよう…

 

そんなこんなで徐行運転なみの安全運転で周囲をウロウロ。そして見つけ出した。

 

はい、くたびれました、私。

 

今日は不動産撮影のあとに初台での撮影もあって、ずっと動きっぱなし。そして明日はついに入学式の撮影だ。うん、もう今日はさっさと飲んで寝る。

 

皆さま、お疲れさまでした!