高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

ロケ地撮影をまっとうにすると・・・

www.find-out.jp

 

 

本格的にロケーション撮影を小さなフォトスタジオがまっとうに行おうとするといったい幾らぐらいかかるのか・・・ふと、そんなことを考えた。

 

途轍もなく高いだろうなぁ・・・とは思っていたのだが、やはり驚くほど高い。

 

最近、花屋さんで撮影がしたいなぁ、との思いがあった。

花屋さんに勤めている子が迷子になりながら配達先の家を目指す・・・ただそれだけの流れを撮影していこう、というコンセプトではあるが、それを実現させようとすると、まず花屋さんとなる「場」を借りる必要がある。それから「街」としてそれにふさわしい場所で撮影を敢行する許可を得る。そしてさらに、配達先となる「家」となる場所もまた、借りる必要がある。さて、それで調べてみた。

 

まず、お花屋さん。

世田谷の「DUFT」さん。1時間25000円~

まず、これでも充分に高いなぁ・・・という印象。だってホラ、私のスタジオだと1時間、基本で5500円。女子割プランとか使うと3300円。これは世田谷と松戸の差だろうか・・・いや、スペースに生花が飾られている、というメリットなのか・・・しかし別に照明機材等はないみたいなのだが・・・

 

友人のお付き合いしている方に花屋さんがいるから、そっちに訊いてみようかなぁ・・・でも、絶対「DUFT」さんの方がセンスよさそうだよなぁ・・・

 

 

comune.or.jp

 

さて、続いて「街」

別に「ここが良い」と決めていたわけではないのだが、何となくポートレート系の撮影では有名なスポットなので確認してみた。こちら、商用で借りるには「街づくり協力金」なる申請が必要で、33000円を用意しなければならない。

いや、高すぎだってそれ。しかも既定の時間があってそれ以外の時間帯だと別途料金が必要になる。さらにここに許可を得ても、その後道路使用許可、公園使用許可の申請もあって、ヘタしたらそこでも出資を迫られる可能性もある。

 

 

 

www.spacemarket.com

 

で、ついでに届け先となる「家」。こちら、以前「CDジャケットの表紙撮影」として呼ばれたことのある阿佐ヶ谷のカフェスタジオだが、個人で撮影を楽しむ、というだけなら6000円ぐらいで借りられるのだが、「商用」と銘打っての撮影だと20000円に跳ね上がる。

 

いやはや、すごいね、やっぱり。

これにモデルさん料等が加わってくると、余裕で10万円オーバーになりかねない。

 

こんだけ取るなら、商用撮影として利用した際は、スタジオも街も、みんなプロモーションに協力してもらいたいぐらいなのだが・・・

 

 

怖いねぇ、やっぱ。

 

正直、「商用」の基準ってかなり曖昧なところがある。

フツーに撮影している写真愛好家の方だって、人気と影響力があればそれが利益に繋がる方もいる。しかしそれを「商用」とは言わない。

一方、別にそれで「売上」を伸ばそうという発想はなく、単にひとつの作品を作り上げるためにその場所を利用したい、という程度のことであっても、仕事として撮影しているとなると「商用」扱いになる。

 

困ったもんだ。

 

 

さて、とはいえそれで素直に「お支払いします」とはならないし、かといって「無断で勝手に撮影します」ともできない私がどうするか・・・どこまで出費を抑えて「作品」としてのクオリティを保つのか・・・それこそが、今後のお楽しみだ。

 

今現在、ロケ地、衣装等の設定を検討しまくっている。

 

モデルとなるのは、こちらでも最近よくお名前を出している神田美和さん。

 

 

f:id:takatakakenn:20200903162129j:plain

モデル:神田美和さん photobytakakita

 

 

久々に、本気でそういった構想を練ることのできるモデルさんと出会ったことに感謝する。いっそ、資金集めを彼女に任せてしまった方が良いのではないか、とか思わなくはないが(クラウドファンディングとか彼女にやってもらえば10万ぐらい集まりそうな気が・・・)、それはまぁ、また別の機会に。

 

さて、どうなることやら。

 

それでは皆さま、お疲れさまでした。