NINE
もともと舞台が先にあり、その後に上映されたミュージカル映画にイタく心酔している『NINE』が、日本版のミュージカルとして上演されるらしいと知ったのは、ここ数日のこと。
当然のことながら、先行作品に思い入れが強ければ強いほど、その後に演じられる作品はすべて“拒絶”から入られる運命だ。
主演のグィド役を城田優さんという役者さんが務める。
有名な方なのかもしれないが、私は知らない。
よって、当然のことながら“拒絶”
とはいえ、役者云々以上に「NINE」という作品そのものに強く惹かれているので、知ってしまった以上どうしても気になってはいた。
そもそも「NINE」とはどんな作品なのか?
スランプに陥った映画監督と彼を取り巻く女性たちの愛憎劇・・・無理やり短くまとめればそんな感じだが、まぁ女性陣の豪華さや個性豊かな演出に歌、とんでもなく洗練された作品だと思っている。
で、そんな作品の日本版舞台・・・主演男優自体がよく分からない。でも、女性陣はどうだろう? わくわくするようなゴージャスな顔ぶれなのか?
調べてみた。
・・・ん?
・・・あんまり知らない・・・
困った。ヘンに有名だけどいわゆる「女優」というキャストだったら、それはそれで不満を募らすことだろう。しかし、たとえ実力を優先させたにしても、あまりにも一般に知られていないひとたちばかりではないか・・・と思ってしまうのはたぶん私だけで、本当はものすごく有名なかたたちなのかもしれないが、しかし私はそう思ってしまったのだから仕方がない。なんか、しょぼくない? と・・・
そんなこんなで否定的なことばかりが先行してしまいほとんど観る気も失っていたその時だった。キャストの中に、DAZZELの文字が・・・
え、マジ? DAZZLEが出るの?
にわかに・・・そして俄然、興味が湧いてしまった。
他の役者さんたちよりもDAZZLEの方がマイナーなんじゃないか・・・なんて声は無視しておこう。とりあえず、最強最高のダンスカンパニーだ、とだけ言っておく。
「花ト囮」も素晴らしいが、「鱗人輪舞(リンド・ロンド)」が号泣モノすぎていまだに思い出しただけでも泣きそうになるぐらいだ。まったくといっていいほど動画が出回っていないのが残念ではあるが、いつか再演を期待したいと思う。
で、そんなDAZZLEが「NINE」に出演するという。
ちなみに、彼らは監督役(城田さん)の周囲で動く現場スタッフみたいな設定らしい。
え、観たい・・・
それまでの否定的感情はどこへやら、ものすごくその舞台、観たくなってしまった。
公演は2020年11月上旬(東京)予定、とのことだ。まだ日程も決まっていないようだが、しばらくは要チェックってところだろう。
そんなこんなで、ひとりで盛り上がってしまったが、とりあえず今日も1日お疲れさまでした。それでは皆さま、また明日!