花と囮
まぁ、昨日この写真を撮影した時点で、「明日の話題はこれだな」とは思っていた。
はい、ダンスカンパニー、DAZZLEの「花と囮」。けっこう前にいちど話題にしているが、やはり強く衝撃を受けた舞台として、ふたたび取り上げさせていただく。
昨日の雅叙園の「和あかり展」と同じく、偶然ほかの舞台を観に行った時、パンフレットに挟まれていたチラシが、彼らとの出逢いとなった。
狐の嫁入りを目撃してしまった兄弟の物語。随所に散りばめられた和のテイスト。チラシを見た瞬間、「あぁ、この感じ、私は好きだろうな」と…。
で、再演の舞台を観に行ったわけだ。
これがまぁ、スゴいのなんのって、ホントびっくり。
…あ、出先でYouTubeの動画が貼れない…
言葉で伝えよう。
劇中、和傘を持ってのダンスシーンがある。狐の嫁入りを目撃してしまい、狐たちにさらわれそうになる兄弟。弟の手を引いて逃げる兄。しかし途中でその手は離れてしまう。逃げ遅れた弟を自らの世界に引き込む狐たち…その、現実世界と異世界との境界のように、傘は壁となり扉となり、道にもなり…千変万化、まさに無限の表現力だった。
いやはや、いま思い出しても興奮するぐらい、初めて観た時は鳥肌もんだったなぁ。
また、再演してくれないかなぁ。
とはいえ、そもそもなんだって私は突然ダンスカンパニーの話なぞしているのか?
そうね、これもまた随分と前の記事で書いたのだが、数年前、タップダンスを習っていたのだ。うん、まるで似合わなかったけど…。
そんなこんなで、私はたいして踊れないが、ダンスというパフォーマンスそのものには、それなりに興味を持っているのであった。
で、昨日の和傘の演出を観て思い出したわけ。
ちなみに「花と囮」のDVDはすぐに購入した。画質はたいして良くないが、彼らのすごさは伝わると思う。オススメ。
ついでに言っておくと、別の演目だが、この夏にも彼らの公演があるようだ。なにやらチケット代がやたらと高くなっていたが、道端でお金でも拾ったら行きたいと思う。
それでは。