掘り出し物
先ほど我が家のCDラックから漠然とCDを探していたら、所有していることを完全に忘れていたCDが出てきた。
いま検索したら、もうCD自体は廃盤になっているみたいだ。まぁ10年以上も前の作品なのだから仕方がない。
それにしても、久しぶりすぎてどんなアルバムだったのかもまったく思い出せなかった。さっそく聴いてみた。
あらまぁ、思い切りハードバップ。
むかしむかし、jazzを聴き始めたころによく購入していたものの、次第に聴くことが少なくなってきた分野だ。
ハードバップといきなり言われてもよくイメージができないかたもいらっしゃるだろう。まぁ、薄暗いバーの片隅で、黒服スーツの男たちがいるとしよう。全部で5人だ。ピアノ、ドラム、ベースのトリオがいて、フロントにトランペットとサックス・・・この映像イメージから頭の中に思い浮かぶ音楽・・・それがハードバップ、ぐらいの感じで良いと思う。定義がどうのとかなるとややこしいし、詳しく知りたいかたは私なんかよりも詳しいかたに訊いてください。はい。
で、そんな感じのアルバムが唐突に部屋のCDラックから出てきたわけだ。
なかなか楽しい。
普段、私はソロピアノやトリオ、あるいはデュオ形態の編成を好む。メンバーが5人、6人と増えていくと、そのぶん音も分厚くなり、こぢんまりとした室内空間には何となく馴染まないかな、という印象。
だけど、たまに聴くと確かにこの分野、愉しい。
ソロピアノやトリオでは、部屋で流していても自分のペースで聴くことができる。本を読んだり書き物をしたり・・・その傍らで何となく聴き流せる。しかしハードバップ系の音楽はもう少しこちらに干渉してくる。音楽に、行動が引っ張られる感じだ。音の主張が強い。いい意味で、ノリがいい。
ちょっとライブに行きたくなってしまった。
そろそろ自粛ムードも薄れつつある昨今、馴染みのjazzバーもライブを再開したらしい。ちょっとスケジュールを確認してみようかな。
と、そんな感じです。
とりあえず、これで今夜の晩ご飯は呑み屋レシピっぽくなることだけは決定。
これから買い出しに出かけよう。
それでは皆さま、お疲れさまでした。