真珠の耳飾りの少女
今朝、ちょっと時間ができたので部屋で映画を観た。スカーレット・ヨハンソン主演の『真珠の耳飾りの少女』だ。
何だかんだともう、けっこう以前の作品である。私も初めて観たのは相当にむかしのことだ。
映画でも絵画でも小説でも、その時々のこちらのコンディション、考え方、経験値によって印象はだいぶ変わる。
光が、とても美しかった。
たぶん、以前は原作の小説からのイメージが強く残っていたので物語を追う感じで観ていたのだろう。
しかし現在は小説を読んだ記憶も薄れ、単純に映像の美しさに惹かれた。
『真珠の耳飾りの少女』のような肖像画(実在するモデルはおらずイメージで描いたのではないか、との説もあるようだが)は、ある意味では究極の芸術かもしれないと、ひそかに思っている。
映画でも絵画でも写真でも小説でも、たったひとりの人物を描ききることで生まれる作品には、強く惹かれる。
最近では、もっぱら風景の撮影ばかりが続いている。
どこかでタイミングを見て、人物撮影をしたいと思う。
あ、ぜんぜんハナシから逸れるけど、小説『真珠の耳飾りの少女』の作者、トレイシー・シュヴァリエは古めかしい時代背景で描く傑作が多い。以前はよく近所の図書館で借りていた。おすすめしておきます。
それでは皆さま、お疲れさまでした!