高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

銀座の路地裏

先日の東京でのロケーション撮影を経て屋外撮影の楽しさを久々に再認識してしまった私は、近頃ではすっかりロケ地探しに余念がない感じなのだが、この前たまたまテレビを観ていたら、銀座の路地裏を歩いている番組があって、「うわ、ここ、撮りたい」…と思い妄想を膨らませている。

 

 

 

 

もともと筋金入りの方向音痴である私は路地裏に迷い込むことが多々あって、あの独特の空気感が好き、という面もあるのだが、基本的に写真の被写体として考えると、じゃっかん生活感が強すぎるというか、あまりにも雑然としすぎていて撮りにくい、という印象の方が強かった。

 

しかし、そこはさすがの銀座である。

 

 

路地裏だが、洗練された路地裏。

 

 

狭いし、細いし、迷路みたいだが、真っ直ぐに通った隘路は抜けがよく、路地裏なのにスッキリしている。

 

いやホント、いいな、あの場所…

 

 

 

 

前回はキチンと段取りを組んでコンパクトな移動で最大限にバリエーションを増やして撮影する、というコンセプトがあったが、路地裏のような場所はもっと行き当たりばったりで、ウロウロ歩きながら、その時その時、絵になりそうな場所を見つけて撮影する、というスタイルの方が良さそうだ、というか、この私が迷うことなく路地裏を突き進むことなど出来るはずもなく、どんなにロケハンしたってその通りにはならないであろうことは容易に想像がつく。

 

 

ある意味、とても新鮮。

 

 

考えてみれば、お仕事で屋外撮影をお願いされた場合でも、いつも1時間以上は現地でロケハンして段取りを組んで撮影している。

 

そんな私が行き当たりばったりでの撮影を敢行する…うん、考えただけで楽しそう。

 

 

 

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しかしまぁ、あと半月もしないで明けるであろう梅雨の後、待っているのはウンザリするような猛暑。

 

路頭に迷うとそのまま干からびてしまいかねない。

 

しかも風の通りはけっして良くないであろう路地裏だ。モデルさんが倒れてしまったらタイヘン。

 

もう少し、時期をズラそう…

 

 

とりあえず、現在はシミュレーションをアタマの中でごちゃごちゃ広げて楽しんでいる。

 

 

何かのタイミングで、実行に移します。

 

その時はまたお知らせを。

 

 

うん、まったくもって取り留めのないお話だけで今日は終ってしまったな。いつものことだけど…

 

 

何はともあれ皆さま、お疲れさまでした!