清水西谷 - 高北謙一郎の「物語の種」

先日のモーションブルー横浜でのSHANTIのライブで、ストリングスを担当していたデュオユニット、「清水西谷」のアルバム。

ヴァイオリンの清水泰明氏とチェロの西谷牧人氏、ユニット名、そのまんま…。

ライブ当日の演奏に惹かれたというよりも、ちょっとした縁を感じて購入させていただいたのだが、このアルバムがもう、予想に反してとんでもなくスゴかった。

全編オリジナルだが、それも良かった。

クラシックが専門の演奏家が他のジャンルに手を伸ばすと、どうしても正確すぎる技巧が邪魔をしてしまうというか、本来の音楽が持っているヴルーブ感が失われてしまうことが多いのだが、このふたりにかんしては、そんなことはなかった。

というか、ライブでもこれくらい弾いてくれたら迷わず買ったのに。SHANTIとの握手＆サインの誘惑に打ち克つのはタイヘンだったのだよ。

しかしまぁ、そんな誘惑にも負けずに買った甲斐があった。30分ちょっとというトータルタイムもちょうど良い。

これからしばらくの間、ヘビーローテーションで聴くことになると思う。