高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

蔵出し

昨日こちらのブログで宣言したとおり、今日は撮影に出掛けた。

 

朝5時、まいごになった…。

 

いや、ちょっと朝っぱらから与野公園という場所に行こうと思っていたのだが、私が思っていた場所とまるで違っていて、うろうろしている間にどこか分からない場所をさまよい歩いていたのだ。

 

まぁ、珍しくないことである。

 

 

で、当初の予定より1時間ほど多く歩いたのち、ようやく与野公園に到着。

 

が、しかし…

 

時期が悪すぎた。

 

与野公園、さくらと薔薇が有名だが、カンペキなまでにそのどちらも見られない。

 

さくらは9割りがた散っていたし、薔薇は1輪たりとも咲いていない。かろうじて、ツツジが少々。

 

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与野公園ツツジ photo by takakita

 

 

はい、園内滞在時間、およそ20分。

 

1時間半もかけてたどり着いたのに。

 

 

さすがにこれでは諦められない。

 

私は次なる撮影場所を頭の中に思い浮かべる。

 

 

ひとつ、スゲー穴場がある。

 

 

それは、ほとんど降りたこともない、東岩槻という駅。

以前にもお話したが、私の実家は埼玉県の春日部市にある。よって、東武線は馴染みの路線だ。

 

で、車窓から見た景色がキレイな場所は記憶している。

 

とはいえこの東岩槻、穴場中の穴場だ。私がキレイだと思った場所も、線路沿いの畑の片隅に咲く、ごくわずかなラベンダーの花だった。

 

おそらく、たたみ2畳分ぐらいのスペース。

 

 

撮れ高、悪そう…。

 

 

しかし与野公園でほとんど何も撮れなかった私は多少の無理をしてでも何か納得のいく1枚を撮影したい。だから行ってみた。

 

この時点ですでにケータイの歩数計は1万歩を越えている。ワタシ、朝から何をやっているんだ…?

 

それでもめげずに東武線に乗り込み、目的の東岩槻に。そこからあとは、ひたすら線路沿いを歩けばいい。とにかく歩く。

 

で、ラベンダーの咲く場所に。

 

が、しかし

 

が、しかし、だ。

 

 

私有地だった。

 

 

…。

 

……。

 

………。

 

終わった…。

 

 

畦道みたいな場所から入り込めると思っていたのだが、なんとまぁ、そこは完全なる個人の土地だった。

 

入れないのだ。

 

 

 

ふう…

 

疲れがどっと私に襲いかかってきたことは言うまでもない。脚、すでにガクガク。

 

ここに潔く告げようと思う。

 

 

今日の撮影は失敗に終わった!

 

 

 

と、そんなわけでたいした写真が載せられないのだが、こんな長々と最後まで読んでいただいた挙げ句にそれは申し訳ないので、以前に撮った作品の蔵出しを。

 

 

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photo by takakita

 

 

 

 はい、可愛らしい黒猫でごまかそうと思う。

 

 

あぁ、チョー疲れたっ!