高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

今夜は出かけます

と、わざわざお知らせすることではないのだが、今夜は出かけます。

 

カメラ持参。

 

夜さくらでも撮りに行こうかな、と。

 

 

しかしまぁ、週末だからね。どこもかしこも酒宴が繰り広げられているであろう。

 

あんまりヒトが多くても撮影に支障をきたす。少し遅めに行く。

 

が、あまりに遅すぎてタチの悪い酔っぱらいに絡まれるのもヤダ。

 

 

このビミョーなタイミングが重要だ。

 

ちらほら飲み会のひとびとが帰路につこうかという刻限。かつ、誰からも見放された酔っぱらいだけではなく、少しは善良な酔っぱらいも残っているぐらい。

 

うん、ムズカシイな。

 

 

さくらの季節の撮影は、その他の季節に比べると比較的カメラを持ち歩きやすい。誰が見ても「あぁ、さくらを撮るんだな」と、理解してもらいやすいからだ。

 

しかし、主要な花見スポットは見物客でごった返しているし、ヘンにマニアックな場所に行けばマニアックな花見客がハバを利かせている。

マニアックな花見客とはなんぞや、とは思うが、実際その手のヤカラは発しているオーラで分かる。「あぁ、こいつマニアだな」と…。

 

どんなジャンルでもそうだが、私はマニアックな人間が苦手だ。なんだか狭い世界でハバを利かせてきたせいか、妙にエラそうだったりする。

 

そういうオマエはどうなんだ?

 

私はマニアではない。書き物と撮影の知識はそれなりにあるが、マニアを見るとビビる。

 

よって、マニアではない。たぶん。

 

 

 

なるべくヒト目につかないよう、こそこそと隅っこの方からさくらを狙う。でも、ストロボ焚いちまうかもしれないからヘンに悪目立ちするかもしれない。

 

昨日のように、早朝だったり昼間だったりの撮影は、基本的にフットワークが大事になる。見えているものを見えているままに撮影するから、場所とタイミングが大事になる。

 

が、夜の撮影はもう少し撮影する側の作為があっていいと思う。敢えてストロボ光を当ててみたり、スローシャッターにしてみたり…ある意味、撮る人間の力量に左右される。

 

 

そんなこといって大丈夫なのか、私?

 

 

上手く行かないかもしれない。今夜は曇り空で月も出なそうだ。出ても、昨日が下弦の月だったはずだからあんまりたいした光は期待できない。それ以前に、もしかすると途中で雨に降られるかもしれない。

 

そして何より、タチの悪い酔っぱらいに絡まれるかもしれない…。

 

 

うん、何のために酔っぱらいやマニアックな人間を批判してきたか…私が撮影に失敗した場合の責任を彼らに押し付けるつもりだからだ。彼らはそのために存在するものと、私は認識している。

 

 

タチの悪い酔っぱらいとマニアックな方々、どうか邪魔はしないでくれ。

 

しかし、私が撮影に失敗した時は、どうかその存在感を存分に利用させてくれ。

 

 

よろしくお願いいたします。