高北謙一郎の「物語の種」

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被写体としてのアコーディオン

ここ数日せっかく部屋にアコーディオンが転がっているんだし、今のうちに撮影してみようか。とのことで、今回は久々のブツ撮り。

 

とはいえ商品撮影ではないので、真っ白な背景紙を用意する必要はない。

 

たぶん、晴れた日の午後とかの方がそれなりの雰囲気には仕上がるのだろうが、ここは敢えて夜の撮影を。まぁ、その方が部屋の余計なもんが写り込まないし、私も安心。

 

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アコーディオン  photo by takakita

 

しかしまぁ、わたし本当に書評とか載せないね。たまにはお気に入りの文学作品とかご紹介しても良いのだが…写真と音楽とどうでもいいアレコレ…よくそんなに書くことあるな。

 

まぁ、それはともかくとして。

 

この楽器、改めて被写体として見てみると、なかなか厄介なシロモノだ。どこからどう切り取るべきか…鍵盤とボタンと蛇腹…この3つがキチンと写っていないことには話にならないし、とはいえただ漠然と写してみてもたいした写真にはならない。

 

光が必要だ。それもコントラストの強い光。

 

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アコーディオン  photo by takakita

 

私の住んでいるアパートの間取りは2LDK。と、唐突に部屋の間取りを書いてしまったが、2間続きの部屋の、アコーディオンを置いた部屋の電気は消した。ということを伝えたかった。で、もうひとつの隣の部屋の電気はつけたまま。つまり、隣の部屋から射し込む光だけを頼りに薄暗がりにアコーディオンを置いているという状態だ。

 

射し込む光がアコーディオンの蛇腹の金属部分にあたるように調整。当然そのままシャッターを切ってもブレブレの写真になる。三脚を用意した。で、今回は3秒というシャッタースピードを確保。夜景を撮る時と同じような感覚だ。

 

星や夜景は何だかんだで被写体ブレが発生するが、モノならその心配もない。ある意味、ブツ撮りの時こそスローシャッターは活用すべきだと、勝手に思っている。

 

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アコーディオン  photo by takakita

 

 

しかし3枚とも、区別はつかないかもしれない…。

微妙に角度を変えている。

 

というか、最終的に晴れた日の午後に撮ったような雰囲気になってしまった。

けっきょく、最初にイメージしていた「絵」がそんな感じだったのだろう。

 

 

ここのところ街中のスナップが多かったからか、久しぶりに光や雰囲気を自分でいじるのは楽しかった。

 

そのうちネットで雑貨屋さんでも始めたら、ホンキでブツ撮りをベンキョーしたいと思う。雑貨屋さんをホンキで始めるかは分からないが…。