珈琲
コーヒーではなく、珈琲。
この感覚は日本に暮らす方なら、なんとなく分かってくれると思う。
漢字にしただけで、イメージ出来るものが格段にステキになる。いわゆる、むかしながらの喫茶店の景色だ。
燻したような木と珈琲の薫り、窓辺から射し込むあたたかな光、穏やかなBGM…そう、あの感じ、漠然と憧れていた。
喫茶店のオーナーになりたい。
なんて考えたことのある方は、実はけっこうな数でいるのではないだろうか?
私も以前、そんなことを夢想した。本屋さんと喫茶店の抱き合わせで店を出したかった。もうからないことこの上ないだろうが。
Hanako特別編集 喫茶店に恋して。(マガジンハウスムック)
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どうして喫茶店にはヒトを惹きつける魅力があるのか?
たぶん、その快適な空間で日々を過ごせたらいいだろうなぁ、それが仕事場なら、いくらでも働けそうだよなぁ、なんて印象が強いのだと思う。
おそらく実際に働いたらそんなアマイもんではないのだろうが。
と、なぜ今日はいきなり珈琲なのかといえば、先日いただいたのだ。珈琲セットを。
もともと、キチンとした珈琲を飲む習慣はなかった。子どものころから牛乳で割るインスタントのコーヒーぐらいしか飲んでこなかったから、ほとんど馴染みがないというのが本当のところだ。
しかし、前々から興味を惹かれそうなジャンルではあった。なにしろね、こだわりだしたらとてつもなく奥の深い世界だろうことは容易に想像できたから。
そして、揃えだしたらキリがないであろう様々な道具類…嗜好品に近いイメージがある。そしてそういうの、揃えるのは好き。
あとは手間暇かける根気が勝つか、面倒になって「酒でいいや」となるかは、やってみなければ分からない。
そのうちこだわりが高じて喫茶店を開店。なんてことになったら、大々的にこちらで宣伝したい。まぁ、開店しないだろうが…。
何はともあれ、珈琲をありがとう。と、この場を借りてお礼を言っておきます。