クロアチア旅行記 その8
長く続いた「クロアチア旅行記」の最後、そしてクロアチアの旅、最後の1日です。
正確には翌日の朝10時の飛行機に乗るまでに最後の悪あがきもしたので(またもや旧市街に行った)、まだもう1日あるともいえるのですが、やはり丸1日、旅を満喫できるのはこの日が最後。2人とも少しだけ感傷的になりつつも、それでも貪欲にドブロブニクを楽しみました。
この日は旧市街の街中をよりディープに楽しもう、ということで様々な教会や修道院、大聖堂、そして沢山のお店を観てまわりました。
本当に色々な場所を彷徨い歩き、街を楽しみました。
旅に出る前、一般的なツアーだと同じ街をぐるぐる回るということはなかなかできそうにありませんでした。もっと広範囲を移動、移動、移動…10日間、毎日6時間のバスでの移動、なんてプランもありました。
しかし、私たちはもっとひとつの都市をゆっくり何度でも見て回りたかった。一度とおりすぎただけでは記憶に残らない場所も、何度も行ったり来たりすることで思い出を重ねていく・・・それでもまだまだ、すべてを回りきったとは思えません。
やっぱりまた行きたい場所ですね。
そして最後の夜。この日は「美味しい料理を食べよう!」と最初から決めていました。
「ナウティカ」。
多くの飲食店がひしめくドブロブニクでも最高峰といわれるレストラン。ええ、かなり奮発したと思います。しかし味もサービスもやはり素晴らしかったです。
最後の夜の最後の晩餐を満喫した後、旧市街からホテルに戻る途中、ちょうど気になっていたコンサートの開始時間が迫っていることに気がつきました。小さな教会の中で行われるギターとフルートのデュオによる演奏会。旧市街に看板があったのでドブロブニク初日から何となく頭の中にはあったものです。
「せっかくだから行ってみようか」ということになり、急遽鑑賞することに。チケット、余っていて良かった。
クラシックを中心に30分の2セットぐらいかな、今にして思えばこれが本当に旅の締め括りとしていいイベントになったと思います。私としても、「ああ、これで旅が終わるんだな」と実感しました。
本当に、いい旅でした。また行きたいな。