モデルさんのチカラ
時々あることだが、撮影カットの選定段階では気づかないままスルーされていたカットが、あとになって落ち着いて確認してみると、「え? これ良いね!」なんてことになる。
今回は、というかお互い徐々に様子をみながら、という感じではあるのだが、こんのさんは以前よりも少しずつ動きが大きくなっている。もともと動くモデルさんだという認識はあったのだが、最初の出会いからスタジオ撮影が多かったこともあり、あまり動いてもらう機会がなかった。
しかしここ最近はずっと屋外での撮影なので、以前よりも動きのあるカットが増えつつある。たぶん、もっと動けるんだろうな、とは思っているが、私のピント合わせが追いつくかどうか・・・たぶん、そのへんをお互い探りながら、という感じ。
それが楽しくもある。
やっぱりね、ただボーっと突っ立っているモデルさんと比べると、自由に動いてくれるモデルさんは「絵」になる。こちらから全部指示を出してカッチリ撮るというのもアリなんだけど、あまり過剰になるともはやモデルさんである必要がなくなってしまうというか、正直それだったらリアルに作った人形を持参した方がいい。
私が想定するのとはちょっとだけ違って、それでいて想定よりも良いと思えるカットが撮れること、それがモデルさんのチカラだと思っている。
うん、いいカットだ。
さすが!