高北謙一郎の「物語の種」

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トイカメラ

AGFA Photo Analogue Photo Camera(アグファフォト アナログフォトカメラ)35mmフィルムカメラ|蔵CURA ネットショップ

 

完全に酔狂としかいいようがないのだが、たまにフィルムカメラの、すっごい安いヤツが欲しくなったりする。

 

フィルムカメラについては、私も子どものころに多少ふつうのひとよりはイジっていたかな、というぐらいで、ちゃんと勉強したわけでもないし、相変わらずどこかでそれをコンプレックスにしているところもある。

 

なんとなく、「デジカメよりもフィルムを扱う方が高尚」、みたいな刷り込みは、たぶんフィルムからデジカメへの過渡期にずっと囁かれていたからだろう。ちょうどレコードからコンパクトディスクに移行する中で、「音の温かみは失われ、無機質な音に変わってしまった」みたいなハナシに似ている。

 

もはや、これはコトバによる「呪い」みたいなものだ。

 

デジカメネイティブ世代はほとんど意識もしていないであろうことだろうし、私よりも上の年代の方は、フツーにフィルムも扱ってきただろうからコンプレックスを抱くこともないだろう。

 

 

とはいえ、じゃあサッサとフィルムカメラに手を出せばいいではないか、とも思うのだが、今の時代、フィルムじゃ仕事にならない。

 

と、そんなわけでトイカメラに近いカンタンなフィルムカメラがちょうどいい感じなのだ。

 

むかし、ブライダルを撮影していたころ、フツーにデジカメで撮影しつつ、ゲストに対してオマケでポラロイドを使っていたカメラマンがいた。その場でアナログテイストに手渡すことが出来るポラロイドはゲストからも好評だったし、それを手渡すことでコミュニケーションも取れていた。

 

あれに近い感じで、フィルムで数枚、お客さんを撮ってみたい気もしている。

 

普通、撮影での納品を終えると、リピーターになってくれるお客さん以外はそれっきりの関係になってしまう。しかし、フィルムで撮っていれば、後日ちょっとした挨拶みたいな感じで1枚か2枚、プリントした写真をお送りできる。ちょうど、暑中見舞いや年賀の挨拶みたいなノリだ。

 

なんか、いいなぁ…と、思ったりもしている。

 

そのうちサービスのひとつとして始めるかもしれない。儲からないと始めないけど。

 

ま、そんなこんなで、安いフィルムカメラを目にしたら色々と妄想がわいた1日だったとさ。

 

オシマイ。

 

 

それでは皆さま、お疲れさまでした!