高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

ブラックミストno.05を使ってみて

さて、一昨日の午後、モデルの美和さんにご協力いただいて、ソフトフィルターのブラックミストno.05を使ってみた。

 


f:id:takatakakenn:20210221141209j:image

 

逆光での使い勝手というか、便利だな、と思ったのは、ハイライト部分の滲みよりも、シャドウ部の黒つぶれの軽減だったように思う。

コントラストが下がる分、影が強く出てこない。

 

もちろんハイライト部も白飛びするというよりは、やはり滲む。

 

これ、ある意味、フルサイズのカメラを使わない私にとってはとてもメリットが多かった。

 

まぁ、晴れた屋外での撮影は、フルサイズだって基本的には黒く潰すか白く飛ばすか…どちらかを犠牲にせざるを得ないことが多いとは思うが、何はともあれ、空の青さとか、ギリギリで粘ってくれる印象。

 

これ、あとで編集作業をする時とても助かる。

 


f:id:takatakakenn:20210221142254j:image

 

影が強く落ちないということのメリットは、レフ板がない時にも重宝すると思う。スタジオでは常にレフ板は利用するが、屋外となると、どこでも利用できるわけでもない。ひと通りの多い場所では撮影自体がゲリラ的になってしまうので、あまり悠長にレフ板を広げている場合ではなくなってしまう。いちおう周囲の壁や看板などからの反射を探したりはするが、都合よくどこでも光が反射するはずもない。

 


f:id:takatakakenn:20210221142637j:image

 

 

それにしても、いい滲みかたをするものだと思う。

昨日はフツーにお仕事での撮影にも使ってしまった。もちろんメイン機での撮影はフツーにおこなうが、サブ機であると同時に「とっておき」として使うレンズには、常時ブラックミストno.05をつけておいてもいいように思う。

 


f:id:takatakakenn:20210221142916j:image

 

あ、いちおう1点だけつけ加えておくと、どなたかもブログが何かでコメントしていたが、少しばかりピントの合う確率が下がるようにも思う。F1.2で撮影している以上ピントが外れることは珍しくもないが、それでもやはり、それなりにキチンと狙わないとピントは外れる。そんな気がする。

 

なんとなく、注意点として書き込んでおく。

 

とはいえ、けっこう使えるフィルターであることに変わりはない。オススメはしておきます。

 

それでは皆さま、お疲れさまでした。