初心
昨日、たまたまお話した年配の女性がいたのだが、なんでも「こんど写真教室に通ってみようと思っているんです」とのこと。
まだぜんぜん始めたばかりだし、知識もないままに「いいな」と思ったものにレンズを向けているだけらしいのだが、教室に通う前に、自分の撮影した写真をいくつか現像してみたい、と。
お話しながらいくつかの写真を選択するお手伝いをした。
お孫さんの写真だったり庭の写真だったり空の写真だったり…本当に、気持ちのおもむくままにシャッターを切ったと思しきスナップ写真だ。
もちろん、技術的には「ボツ」にしなければならないカットが多かったのだが、作為のない写真を視るのは個人的に新鮮で、ちょっと楽しかった。
どうしたって、知識と経験が増していけば、写真に作為は出てしまう。作為のない写真を撮ろうにも、「作為のない写真を撮ろう」という作為が混ざる。
いま、唯一作為のない写真が撮れるとしたら、動きの早い被写体に対して咄嗟にレンズを向けた時だけかもしれない。まぁ、それもまた、シャッタースピードとかに作為が混じりそうではあるが…
そんなわけで、昨日はちょっと楽しい体験でした。
そのうち街中スナップとかの体験レッスンとか、やってみようかなぁ…
でも、なんか私より詳しい人、居そうで怖いなぁ…
ま、そのうち考えます。
それでは皆さま、お疲れさまでした!