高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

夜明けの彩湖

4時に部屋を出た。

チャリンコに乗った。

1時間後、湖に辿り着いた。

朝の空が、綺麗だった。

 

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彩湖 photobytakakita



 

彩湖(さいこ)』

 

ネーミングはいかがなものかと思わなくもないが、素晴らしい湖だった。

 

埼玉の湖である。

昨日に引き続きの、荒川河川敷沿いにある。

どうやらこの周辺、撮影スポットとしてはかなり魅力的な場所らしい。

 

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彩湖 photobytakakita



 

いやはや、朝っぱらからチャリンコを漕ぎまくったかいがあった。

そして空がね、ホント素晴らしい。

 

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朝 photobytakakita



 

 

湖をぐるりと回った後は、少し近辺を探索してみた。秋ヶ瀬公園という場所があったが、閉園中なのか入ることはできなかった。それでも、人間の気配のない人間の施設は、どこか人類滅亡後の世界を思わせる雰囲気で、妙に惹かれた。

 

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世界の終わりの景色 photobytakakita



 

 

神々しい朝陽の下、生い茂る緑の奥に建つビル…なんだか自然に呑み込まれた人間世界に思えた。

 

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世界の終わりの景色 photobytakakita



 

現在、経済活動がストップしたことで、世界各地の空が美しさを取り戻していると聞く。人類が消え失せたら、自然界はどれほどまでの美しさを見せてくれるのだろう…しかしその頃にはもう、たぶん私も消え失せているのだろう…見ることの叶わない景色に思いを馳せながら、帰路に着いた。

 

 

脚が、ぱんぱんだった。