高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

江戸川育ち、荒川に赴く

さて、今日は朝の5時からポスティングのお仕事をした後、チャリンコで荒川に撮影に出かけた。

 

我が家からだと先日の鴨川よりもさらに先、40分ほどの道のりで到着した。

 

実をいうと、初めての荒川来訪だ。

 

幼少の頃より江戸川河川敷で遊び育った私にとって、荒川とは完全にアウェーである。

 

おそらく人生における江戸川河川敷滞在時間が一般的な基準の3倍にはなっているであろう私は、江戸川河川敷への思い入れが強い。

 

散歩でもランニングでもサイクリングでも、すべては江戸川河川敷を利用していた。たそがれる時も昼寝するときも外呑みするときもそうだ。

 

初めて宝塚あがりの女性をモデルさんに撮影したときは、30本以上の傘を広げて河川敷を埋め尽くしたりもした。

 

そんな私が、ついに荒川にやってきたのである。

 

キミョーな緊張感と期待を持って訪れたであろうことは充分にご理解いただけると思う。

 

たいして道も分からないままチャリンコを漕ぎ、大きな施設の裏手に回り込んだ途端、いきなり視界が開けた。

 

広大な田園風景、そして富士山!

 

 

富士山、こんなに近くで見えるのね…荒川、スゲー!

 


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あ、センサーの汚れ、取り忘れた。

後で取っておきます。ま、それはともかくとして、テンションを上げながら延々と続くあぜ道を進み、荒川の土手をのぼる。

 

そこにはさらに、広大な景色が広がっていた。

 

 

空が広い。

 

 

これこそが、私の求めた景色。

 

 

思えばさいたま市に引っ越してからというものすっかりご無沙汰となっている、私の中の原風景!

 

ちょっと感動した。まさか自分が富士山の撮影とか、するとは思わなかった。

 



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空は広いが富士山の麓に広がるビルや工場が邪魔になる。土手を少しおりて、余計なものは花々や草で隠す。うん、いいね。

 

この後も延々と堤防の上をチャリンコで進みながら撮影した。


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途中で木々が続く場所では、ちょっと

した森林浴でもしているかのような雰囲気も味わえた。

 


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陽射しも風も快適。楽しんで撮影できた。

 

 

まぁ、ポスティングの後というのともあって最終的には脚が限界に達したが、春から初夏に移りゆく季節に、初の荒川河川敷を満喫できた。

 

まだ、しばらくは外出も自粛であろう今、電車に乗らずに撮影できる場所は貴重だ。また近いうち、にわか雨の心配が要らない夕方とか、あるいは早朝の日の出のタイミングとかで撮影したいと思う。

 

そんな感じ。

 

やれやれ草臥れた。

 

それでは皆さま、お疲れさまでした!