高北謙一郎の「物語の種」

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そういや一昨日、映画「Cat's」を観てきた。

 

 

もともとミュージカル映画が好きなこともあり、当初より楽しみにしていた映画だった。

 

出足はなかなかキビシイ感じでなかなか物語の世界に入り込めなかったものの、後半からは一気に引き込まれた。

 

そして、いわゆるあの名曲のフレーズが流れた瞬間に大泣き。あれはズルいな。曲を作ったひとのチカラがスゴい。

 

平坦な普通のセリフはほぼいっさいなかった。ひたすら歌と踊りで押し通す。前半がキツかったのはそこいらが原因だと思う。なにしろ、ある意味、歌合戦を観ているようなものなのだから。

しかし後半、それぞれの猫がそれぞれの生き様を歌う場面では、映像では表現されていない部分を強く想像することができて、俄然おもしろくなってきた。

終わってみれば感動の映画。上手いツクリだ。

 

前評判としてはあまりよろしくなかったし、むしろ酷評されていることも多かったのだが、おおかたその批判は特殊メイクというか、猫が歌ったり踊ったりしていることの違和感を払拭できなかった方々の意見が大半だった。

内容そのものでいえばそこまで酷評されるような作品ではないと思うし、むしろ評価されてもいい作品だと思う。

 

まぁ、前提として音楽好き、ミュージカル好きであった方がいいことは確かだと思うけど。

 

何はともあれ私のと奥さまは楽しんだし号泣した。

この系統、好きかたにはお勧めします!