高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

地味な1日

はい、お疲れさま。

今日は地味な1日であった。

 

昨日、撮影した男性のデータの選定をひたすら行っていた。

 

ビジネス系の写真となると、ある程度ポーズが決まっている。しかも、書籍の表紙に使う写真、とのことで顔の向き等も予め決まっている。ということは、ほぼ変わり映えのない写真をひたすら量産していたわけで、その中から10数枚のカットを選ぶといっても、まぁ「なにが違うのか分からない」というのが本当のところだ。

 

当然ね、ちょっとずつ表情が違ったり首の角度が違ったりと、わずかな違いはあるにはある。とはいえ、よっぽど気をつけて見ていかないと、何を採用して何をボツにすべきか、まったく分からなくなる。

 

選ぶといっても、相手のかたが望んでいるイメージというものもある。私は個人的に「自然な笑顔の見えるカット」を選んでいたが、相手のかたは「まじめな表情」を求めているかもしれない。撮影時のリサーチである程度は把握しているとはいえ、逆に撮影を進めていく中で「あぁ、こういうのも良いなぁ」とか、ご自分の中でイメージするものが変わっていくことも、よくあるといえばよくあることだ。

 

そんなわけで、まだ最終段階ではないので私としては両方のバージョンを選んでいくわけだが、それがまた混乱していく。「笑顔はボツ」「真面目は〇」とかなら簡単なのに。

 

とまぁ、そんな感じで今日は1日、オジサマの顔とにらめっこして過ごしていたわけだ。

 

明日はモデルさんの撮影がある。夜には是非お越しいただきたいお客さん(女性)もいる。今日とのギャップを楽しみたいものである。