断髪式
今日、実に1年ぶりに髪を切った。
…と、ホントは昨日の記事でblogにあげたかったのだが、昨日は西荻窪から帰宅した途端、強烈な睡魔に負けて熟睡。で、寝ぼけたままに更新したら、髪を切った話題の次に投稿しようと思っていた西荻窪の話題を先に投稿してしまっていた。気づいたのは意識を取り戻した18時すぎ。もう、今さら取り消せない…。
そんなわけで、話がビミョーに前後してしまうのだが、今回は昨日の美容室のお話。
そう、昨日、実に1年ぶりに髪を切ってきたのである。
まぁ、伸ばし放題だったわけではなく、気が向くと自分で切ってはいたのだが、キチンとお店に行って髪を切ってもらったのは、1年ぶりだ。正確には1年と1ヶ月ぶり。
もともと私は母親が天然パーマで、その特徴をいかんなく引き継いだ私も、伸びてくるとクルクルうねうね、タイヘンなことになる。しかし逆に言えば、自分でテキトーにカットしても、ぐしゃぐしゃってするとどうにかなる。それで1年もの間どうにかしてしまったのだが、それでもこれから夏を迎えるにあたって、さすがに「これはマズイだろう」と…。
場所は西荻窪の美容室。バポス。
西荻窪美容室 | BAPOS Hair Salon 西荻窪 | 日本
実は数年前、私の奥さまは西荻窪で独り暮らしをしていた。で、私は遠路はるばる千葉県の野田市から遊びに行っていたわけだが、せっかくだから西荻窪で髪も切ろう、ということになり、いささかオーバースペックを自覚しつつ、通うようになった。
なにしろ、それまで野田市の美容室でカット2400円しか頼んだことのない私がいきなり西荻窪の美容室である。カット、シャンプーのみでも6000円近い。大冒険といっていいだろう。
「どんなふうにします?」
「えっと、バッサリと…」
そんなやり取りのもと、私の西荻美容室通いはスタートした。
とはいえね、当時は奥さまがそこに暮らしていたから通う意味もあったのだが、さいたま市に一緒に暮らすようになって、しかも埼玉の大宮といえば、美容室通りとも呼ばれるほど美容室が密集している場所もあるぐらいだ。
わざわざ西荻窪まで行く必要があるのか…。
ところがだ、数ある大宮の美容室に足を運んでみて判明したことがある。
どうにも、私には居心地が悪いのだ。
もともと美容室といえば女性客がメイン。それは当然のこととしても、なんだか思いきり女性向けの雰囲気で、なんだか落ち着かない。男性の美容師さんは妙にフェミニンな感じだし、女性の美容師さんは話がかみ合わない。おまけに男性のお客さんは女性の美容師さん狙いな感じがあからさまで、なんだかナンパの現場に居合わせてしまったようで気まずいなんてことも…。
まぁ、かくいう私も「おじさんに髪を触られたくない」なんて理由で理容室ではなく美容室に通っているので、たいして変わらないとは思うのだが…。
話を元に戻す。大宮の美容室とは相性がよろしくないという話。
もちろん全部が全部、同じはずもない。たまたまそんなお店ばかりに当たってしまったというだけなのだろう。タイミングということもある。
しかしそんな体験をして初めて、西荻窪バポスの良さを認識したのである。
カラー
まず、内装が好みだった。そもそも最初にそこにしようと決めたのもそれが理由だ。壁の色が好き。ちょっとグリーンっぽくって、黄色系の間接照明とのマッチングがスバラシイ。そこにちょっと赤っぽいアクセント…もうサイコー。
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そしてけっきょくのところ、担当してもらっている美容師さんがオモシロイ。これに尽きる。
ふたたび少しだけ話が飛ぶが、この前ネットニュースの動画で、ホームレスのかたの散髪をしてまわる青年を特集していた。彼いわく、「散髪は、ただの散髪ではない。ホームレスのかたと時間を共有することで、自分は孤独ではないのだと、そう感じてもらいたい」と、そんなことを言っていた。スバラシイ。と、同時に、やはり散髪とはそのひととの時間の共有である以上、苦手なひとにお願いしたくはないな、と。
で、バポスの美容師さん。
ちょっとね、なかなか私の知り合いにはいないタイプの女性。派手(失礼)。ギャルっぽいといえばギャルっぽくもある。しかし元気だが、大人。妙に落ち着けるのに、妙に元気にもさせてくれる。これってけっこうスゴい。
2回目以降はずっとこのかたにお願いしている。私のボサボサ頭では技術的な面を絶賛できなくて申し訳ないが、たぶん上手い。
そして今回もお願いした。
「お久しぶりね。どんなふうにします?」
「えっと、バッサリと…」
こうして久々の西荻美容室通いは再開したのであった。
おかげさまで、すっかり短くなった。頭のサイズがふたまわりは小さくなった気がする。
これでこの夏は乗りきれるだろう。
サテ、次回のカットはいつになるのか。
できれば今年中にもう1度ぐらいは、行けると良いなぁ…。