高北謙一郎の「物語の種」

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ロータス・ブロッサム

蓮を撮影したからか、先日から頭のなかでこの曲のメロディが繰り返し再生されている。

 

ロータス・ブロッサム」

 

ロータス(蓮)、ブロッサム(咲く)みたいな意味。

 

 

トランペット奏者、ケニー・ドーハムの名曲として有名。

 

 

 


Kenny Dorham Quartet - Lotus Blossom

 

 

Lotus Blossom

Lotus Blossom

  • provided courtesy of iTunes

 

印象として、蓮が咲くにしてはずいぶんと勇ましいというか、攻撃的な曲。

とはいえ、個人的にはカッコよくて大好きな曲。

 

ところがこの曲、以前はケニー・ドーハム以外のミュージシャンが演奏する時は、「Asiatic Raes」という曲名に変更されることが多かった。なぜか?

 

実はもうひとり、「ロータス・ブロッサム」というタイトルで作曲した人物がいる。

 

デューク・エリントンの右腕にしてサックス奏者、ビリー・ストレイホーンだ。

 

ケニー・ドーハム、じゃっかん分が悪いと思わないだろうか。

 


Duke Ellington, Lotus Blossom (Trio) (Strayhorn)

 

しかも、地味ながら美しい曲で、蓮が咲くイメージとしてはこちらの方が近い。

 

 

それでもケニー・ドーハムは負けなかった。

 

なにしろ曲がカッコイイ。売れたのだ。

 

そんなわけで、今ではアルバムタイトルにも「ロータス・ブロッサム」をつけるミュージシャンが沢山。ほら、こんなに!

 

 

ロータス・ブロッサム

ロータス・ブロッサム

 
ロータス・ブロッサム

ロータス・ブロッサム

 
Lotus Blossom

Lotus Blossom

 
ロータス・ブロッサム

ロータス・ブロッサム

 
Lotus Blossom

Lotus Blossom

 

 

 

え? けっこう良いメンツ。ちょっとアルバム、欲しい。

 

ここまで書いて自分で驚いたのだが、現在、私のアルバムストックに、「ロータス・ブロッサム」の入ったアルバムは1枚もない。確実に何枚かは持っていたはずなのだが…いったいどこに行ってしまったのか…

 

ないと気づいたら途端に欲しくなる。

 

浜崎航さんと片倉真由子さんは、別々ではあるがライブで拝見したことがある。私の好きなデュオ形態のアルバムでもある。これにしようかなぁ…

 

しかし、渋谷毅さんのアルバムも興味深いなぁ…ずいぶん昔のアルバムだと思うが、たしか2枚組のライブ盤だったような気がする。こっちの方が良いかなぁ…

 

 

なんてことを考えながらAmazonさんで調べてみたら、またまた驚いた。

 

渋谷さんの「ロータス・ブロッサム」、ビリー・ストレイホーン作曲の方だった!

 

 

いやはや、紛らわしい…。

 

 

ケニー・ドーハムよ。ヘンなところで大物にケンカ売るなよな、ホント。