高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

末期状態

最近、私のケータイがマズイことになっている。

 

なにしろ動かない。

 

動かないクセに勝手に熱を持ち、バッテリーが消耗している。

 

とはいえ完全に動かないわけでもない。気まぐれに動きだし、しかしビミョーに使い勝手は悪い。現にこうして今、ブログに投稿する文章は打てているが、サテ果たしてキチンと送れるかどうか…はなはだアヤシイ。

 

今朝にいたってはアラームが時間どおりに鳴らず、10分ほど遅れて鳴り始めると、今度は何をしても決して止まろうとしない。強制終了すら受け付けない頑なさだ。

 

さすがに買い換えないとマズイだろうか…。

 

とは考えるものの、どうにも面倒くさい。

 

ケータイショップ、苦手…。

 

いや、ケータイショップが悪いのではない。

 

新しい機種が出る度にそれに飛びつき、よってたかって群がるヤカラと、一緒にされたくないのだ。

 

思い込み、激しい…。

 

自分でもそう思う。

 

しかし、どうにもそのイメージがつきまとい、そこに行くと自分も同類になった気がして不快なのだ。

 

モノは使えるかぎり使う。

 

私のモットーである。

 

いや、モットーではないかもしれないが、基本的にはそう思っている。だから、まだまだ使えるのにすぐに買い換える連中の考えが理解できないのだ。

 

そうやって私は時代から取り残されるのだろう。それも分かる。しかし…

 

と、ああだこうだ言ってるうちに、またもや私のケータイは熱くなっている。

 

アラームが鳴らないのも困るが、リアルタイムでのやり取りが心もとないのも困る。電話が鳴っても出られないとか、メールが届いても見られないとか、そうとうヤッカイだ。

 

 

いつのまにか、自分がケータイに依存していることに驚く。こんなに毎日の生活の中で利用していたのか…

 

いかん、愛着が沸いてきてしまうではないか! この期に及んで愛情に芽生えてしまったら、ますます買い換えられない…。

 

あぁ、そんなことを書いているうちに、またケータイが熱くなっている。

 

やれやれ、可愛いヤツめ。