高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

ポートレート

ハイ、ここのとこ割と高い頻度で投稿するポートレート

 

f:id:takatakakenn:20190106093950j:plain

モデル 中村梓さん photo by takakita

 

今回は新人モデルの中村梓さん。

 

モデルを始めたばかりの方は、ポージングも表情も、なかなかご自分で動いていくのはムズカシイもの。まずはカメラマン側から全体の大まかなイメージをお伝えして、完成図をお互いに共有できることが望ましい。

とはいえ、まぁ最初から伝わることなんてまずないよね。

というのが実際のところ。

 

 

それでも、いちおう想定しているのは2つのパターンだ。

 

 

ひとつは、思いきり「おしゃべりタイム」を取って、打ち解けた自然な笑顔を狙うパターン。主に明るい時間帯で、全体的にやわらかい雰囲気に出来ると判断した時はこちら。

 

 

もうひとつは、表情は硬めでいいので、キレイでアートっぽい仕上がりを目指すパターン。時間帯も遅く、スタジオも空間として切り取るにはキビシイ状況の時はこちらを選ぶ。

 

 

昨日は完全に後者。

 

f:id:takatakakenn:20190106131427j:plain

モデル 中村梓さん photo by takakita

 

 定常光の照明機材と、持参したストロボ2台で明るさは確保できた。

あとは撮影の都度、モデルさんに写真をお見せして、少しずつ私のイメージする完成形に近づけていく。

 

f:id:takatakakenn:20190106132616j:plain

モデル 中村梓さん photo by takakita

f:id:takatakakenn:20190106132756j:plain

モデル 中村梓さん photo by takakita

 

明るい時間帯の撮影と違って、1カットずつ時間が掛かる。

光の向きと影の出方を調整していくと、完成品は普段の半分ぐらいかもしれない。

それでも、彼女は良い“絵”を撮らせてくれるモデルさんだった。

 

f:id:takatakakenn:20190106133334j:plain

モデル 中村梓さん photo by takakita

f:id:takatakakenn:20190106133443j:plain

モデル 中村梓さん photo by takakita

 

私がモデルさんに求めているのは、何よりも「雰囲気」。

結局これは技術や経験ではどうしようもなく、ただただ才能的な問題だと思っている。

その点で、彼女はとても良いモデルさんになれるのではないだろうか。

 

またお逢いできることを、楽しみにしております。

 

f:id:takatakakenn:20190106133937j:plain

モデル 中村梓さん photo by takakita