高北謙一郎の「物語の種」

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囲み撮影

さいたま市に住んでいると、ときどき新都心で行われるコスプレイベントに遭遇することがある。こちらとしてはほかの用事で駅を利用しているだけなのだが、仮装パーティめいた独特な格好で大勢の若者たちが辺りを埋め尽くしていたりするのを見ると、ちょっとビビる。

 

いや、そんなことより…。

日頃から写真を撮っている人間からすると、そこにカメラを持った方々が相当な数でいらっしゃることに意識が向く。

けっこう皆さまいい機材を持っている。そしてこちらが想像しているよりもずっと、ホンキで撮影している。複数のカメラマンさんがレフ板を持っている。なかにはオクタゴンなんて照明機材まで持参している方もいる。

失礼ながらちょっと…いや、かなり見直してしまったりもした。

 

 

偏見というか、単なる私の無知が原因なのだが、コスプレイベントの撮影は、ずっと囲み撮影だけなのかと思っていたのだ。

 

囲み撮影。いわゆるモデルさんひとりに対して複数のカメラマンが取り囲むようにして撮影する、アレのことだ。

 

実をいうと、囲み撮影というものを、これまで経験したことがない。

初めて撮影会に参加した時は、たしかに複数のカメラマンさんが集まったが、ひとりのモデルさんを同時に撮るということはなく、各自に数分の持ち時間が与えられ、順々に撮影をする、というカタチだった。

そして2回目に参加した時は、平日だったということもあるのか、参加者は私ひとりだった。そう、撮影会2度目にして、私は早くも個人撮影デビューを飾ってしまったわけである。そしてその自由度の高さを知ってしまったら、もはや複数参加の撮影会には行かなくなってしまった。

 

と、そんなわけで、私は囲み撮影の経験がない。

 

 

それはともかくとして。

 

何故こんな話を始めたのかというと、さきほどネットニュースを見ていたら、なにやら有名なコスプレーヤーさんの囲み撮影の様子を映した過去動画を、偶然にして見つけてしまったのだ。


”日本一のコスプレタレント”えなこ 「まどマギ」コスプレで圧巻の「囲み」を披露! 【コミケ95 day2】

 

なんすか、コレ?  

こんなに囲んじまうの?

ちょっと、想像している規模と違う。

どうやったって背景はひとの壁みたいになっちまうよね、コレ。

望遠つかってボカすのか?

というか、よほどの望遠じゃないとマトモな絵にならなくないか?

 

モデルの子を私は知らないが、これほどのニンゲンを集めてしまうとは、

もうそれだけでスゴイね。

 

 

そういや、いま思い出したのだが、これと似た状態の撮影をしたことがあった。

さいたま新都心で毎年開かれる「大道芸フェスティバル」、ここでの撮影が、おそらく唯一の囲み撮影体験だ。

 

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大道芸フェスティバル

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大道芸フェスティバル

なるほど、この感じか…。

 

もうずいぶん前に撮影した写真だけど、いやこれ、タイヘンだったよ。

スゲーひと沢山いて、そんなかでカメラ構えて、場所も確保して、しかも当時は単焦点のレンズしか持ってなくって…でもどうやったって背景はひとばっかりで。

 

せめて囲んでいるひとたちが華やかな恰好をしてくれていればいいのだが…。

 

あ、そうだ、囲み撮影の時はカメラマン全員が指定のユニフォームを着なければならない、とかのルールをつくるというのはどうだろう?

360度、全員が同じピンクのシャツ、とかにすれば、モデルの子もいっそう引き立つし、背景が統一されれば、“絵”としての完成度も上がるからカメラマンさんたちもみな満足。なんてことにはならないのかなぁ?

まぁ少なくともワタシはピンクのシャツはイヤだけど…。

 

 

そういえば、今年も1月12日と13日はさいたま新都心にて「大道芸フェスティバル」が開催される。宣伝しているつもりもないし私も行くかは分からないが、ハナシのついでにお知らせしておく。

 


 それでは。