引き続き混雑
さて、引き続き帰宅ラッシュの電車の中だ。
座席は当然のことながら埋まっている。
通路に立つ私の周りもギュウギュウだ。
さて、ここで問題だ。
次の駅に到着したところで、私の目の前に座っていた男性が席を立った。目の前に座っている男性だけだ。
私の左右には若い女性と若いお兄さん。
ずばり、選択肢はふたつだ。
そのまま私が座るか、カッコつけて若い女性に席を譲るかだ。
ところが次の瞬間、私の右側にいた若いお兄さんが、ズイと体を割り込ませ、席に座った。
おいおい。
おいおいおい。
君は選択肢に入ってないよ。
もう少しここはカッコつけようよ。
…なんてモヤモヤしているうちに、次の駅でお兄さんが降りた。私は無事、カッコつけて若い女性に席を譲れたのであった。
うん、ひそかに満足している。