高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

アメノオト

さて、今日の不動産撮影(ドライブ)のお供は、アメノオトというアルバム。

 

 

アメノオト

アメノオト

 

 

このアルバム、私の中でいつまで経っても評価の定まらないアルとして異彩を放っている。

 

フツー、多くの音楽に耳を傾けていると、好きか嫌いか、分かるか分からないか、凄いか凄くないか、とかの分類がアタマの中で瞬時に下される。

 

凄いか凄くないかに関しては、耳を傾ける側の自分の経験値というかストックみたいなものが強く影響して、自分が聴いたことのないオンガクに対して拒絶してしまって、「こんなの凄くない」なんて評価になってしまうこともあって注意が必要なのだが、その他の要素については半ば直感的なもので聴けばすぐに評価できる。

 

しかしこのアルバム、いつまで経ってもよく分からない。

 

キライじゃないのだ。

 

でも、「これサイコー」とか思うこともない。

 

かといって、「フツー」とかいっていい加減な評価が出来るような、そんな安っぽいツクリのアルバムでもない。

 

雨音をモチーフに、すべての楽曲を作り上げたという。

 

雨音をモチーフにしてここまでバリエーション豊かにイマジネーションを膨らませていること自体とても凄いのだが、そこに共感するかしないか…それも、たぶん聴いたときの自分の精神状態とかも影響するように思う。

 

そして好きかキライか…これがまた難しい。

 

そう、キライではない。でも、やっぱり「好き」とは思わない。不思議。

 

雨の季節。

毎年のように1度は引っ張り出されるアルバムだ。

毎年、どんなアルバムだったのか、よく覚えていない。

でも毎年、評価が定まらないことでミョーに印象に残る。

 

今年は車の中で大音量で聴いた。

また新たな発見がありながらも、やはり評価は定まらない。不思議なアルバムである。

 

そんな感じ。

 

今年はもう1度ぐらい聴いてみようかな。

 

 

それでは皆さま、お疲れさまでした!