高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

証明

さて、今日も写真の撮影がタクサン。

 

そんなに皆、自分を証明しなければならないなんてタイヘンね、とかは考えていないが、1日にお会いするお客さんの数が多ければ多いほど、「今日はカワイイ係が多くて嬉しい」とかは考えている。

と、素直に書きすぎだろうか…

 

 

しかしまぁ、証明写真を撮影していて思うのは、指示の出し方が普段とまったく逆になるということ。

 

首は傾けないし、体は捻らない。

 

真っ直ぐ、キチンと。

 

人間って、放っておけば必ずと言っていいほど傾いている。それを矯正しようって言うんだから、証明写真ほど不自然なものはないわけで、そんな不自然な状態の人間を撮影して、いったい何を証明できるというのだろうか、とは考えたりもする。

 

真っ直ぐ、なかなか指摘しても直せるお客さんは少ない。

 

背筋を伸ばして、アタマのてっぺんから糸で吊られているイメージ…とは伝えるが、当然そんな体験をしたことのあるひとなんてそうそういるはずもなく、まぁそれでもなんとなく「傾いたまま真っ直ぐ」みたいにはなるから、「あとで傾き修整すればいいや」という程度にはなる。それで誤魔化している。

 

まぁそんな感じ。まだもう少しお仕事して、サッサと帰ります。

 

それでは皆さま、お疲れさまでした!