高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

テイクアウト

もともと私が提携している企業からお引き受けしている料理撮影は、出前専門サイトに掲載する写真をお願いされているのだが、最近また別の絡みでお受けしている会社は、自分で気が向いたお店で料理をテイクアウト→撮影してレビューも書いて、それに対して報酬をくれる、という流れを取っている。

もちろんテイクアウトした代金も支払ってはくれるのだが、ビミョーな上限設定があって、すごくショボいテイクアウトしかできない。

とはいえ、気が向いた時に近所のお店で料理をテイクアウトして、撮影したら食べちまっていい、というのはなかなか面白い。

昼ごはん代が浮いた感じでもある。

ショボいテイクアウトしかできないから、ダイエット効果も狙える。狙っているわけではないが。

 

ただ、テイクアウトするにあたって非常に面倒に思うのは、意外とそのメニューをネット上に公開しているお店が少ないということだ。

 テイクアウトである以上、実際その場に足を運ぶのだから問題ないのでは、と思うかもしれないが、その場で選んで注文すると、無駄な待ち時間が必要になる。そして実際その場に出向いてみると、たいてい「お電話にて事前にご連絡いただけるとスムーズです」の文字が。

 

いやいや、メニューが分からないのに電話しろって言われても、どう頼んでいいか分からない。まさか一品ずつ何かあるのか質問しなければならないのか? 

 

このあたり、妙に整備されていないなぁ、という印象。レストラン街とかで購入する場合は、ついでにほかのお店も覗いて事前リサーチはするようにしたが、なにやら地道に足で稼ぐ、みたいになっている。正直この暑いなか歩きたくない。

 

ちょっと売り込みにでも行くかなぁ…直接出向いてこの不便さを伝えれば、料理撮影の仕事に結び付けられるような気も、しないではないのだが…

 

今日なんて、テイクアウトするつもりだったけど、やっぱり暑くて面倒くさいや、ということで明日以降に持ち越された。まだまだ〆切には余裕があるとはいえ、お仕事でテイクアウトすなければならない状況にある私ですらそんなノリなんだから、フツーに「今日はテイクアウトにしよう」なんて思っていたお客さんが「やっぱ面倒くさいからヤメた」と考えてしまうのは目に見えているような気もするのだが。

 

何度も同じお店でテイクアウトするわけではない。なかなか初対面で提案するのは難しいのかもしれないが、気のよさそうな店長さんだったらこんど言ってみようかな。

 

そんなことを考えた、猛暑日の夕方であったとさ。

 

それでは皆さま、お疲れさまでした!