高北謙一郎の「物語の種」

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コンサート翌日

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photo by takakita

 

昨日のブログでも書いたが、昨日は私の奥さまのコンサートだった。ソプラノの女性とのデュオコンサートだ。ちょっと不思議で、ソプラノの方が専門にしているのはチェコ民謡。なかなか耳にすることのないジャンル。ピアノも、普段クラシック系がメインの奥さまからするととても弾きにくいだろうなぁ、と思わせる旋律。

そこに、ドイツ、イタリア、さらには日本の古い古い曲をまじえた構成。

 

この手のコンサートで日本の古い曲が混ざると、基本的に私はがっかりすることが多い。親しみやすさを狙っているのは分かるのだが、どうしても違和感があるし、歌詞が分かってしまう分、イメージに制約が出来てしまい、イマイチ音楽に入り込めないのだ。

 

しかし、昨日は上手く馴染んでいたと思う。特に『宵待草』から『ゴンドラの歌』へのつなぎはスムーズで、ひとつの組曲のように感じた。

 

しゃべるのが苦手なのか歌に影響を与えるからなのかは不明だが、ソプラノの方はほぼまったくMCを挟むことなくステージは進行していく。そのあたり、私としてはもっと話すべきだし言葉で伝えるべきだと思っているが、昨日のコンサートはパンフレットがキチンとしていて、そこにそれぞれの曲の解説等も書き込まれていて、その辺の不満もある程度払拭していた。長く続いている恒例コンサートだけに、少しずつでも良くなっているのはスバラシイことだと思う。

 

奥さまも、ここのところずっと忙しい日々を送っていた。なかなか練習もままならない中、よく弾いていたと思う。贔屓目ではなく、ホント、やっぱり上手いのね。

 

夜は奥さまと、奥さまのご両親と一緒に打ち上げ。けっきょくおごってもらってしまった。ありがとうございました。

 

 

ウォルプタス 東京駅グランルーフ店
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 グランルーフ
4,000円(平均)1,200円(ランチ平均)

 

 

それにしても、いつも八重洲でのコンサートのあとは東京駅隣接のグランルーフにある『ウォルプタス』というお店に行くが、そこから夕方の東京を眺めながらの夕食が好きだったりする。いやはや、かつては東京に出るたびに風邪をひいていた田舎者の私もオトナになったものだよ、ほんと。そんなことを感じる1日であった。