高北謙一郎の「物語の種」

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交響楽団チガイ

先日、初めてその演奏を聴かせていただいたチェロの新倉瞳さん。

 

その彼女が、来年の3月にコンサートを行うという。場所は東京オペラシティホール。

共演は東京交響楽団

 

 

この情報を得たとき、私は思った。

 

あ、知り合いが新倉さんと共演するんだ!

 

と…。

 

 

私の奥さまの同級生で、同じ音大卒のかたに、ファゴット奏者の男性がいる。実は現在の住まいも近く、私と奥さまの結婚式にも参列いただいた。私も2度ほど一緒に飲ませていもらっている。

 

その彼が在籍するのは、東京都交響楽団

 

 

…さて、違いに気づいただろうか?

 

東京交響楽団東京都交響楽団

 

「都」の文字があるかないかで違うのだ。

 

 

紛らわしい…。

 

 

 

すっかり彼のファゴットと新倉さんのチェロ、両方を聴けると思った私は、来年の3月28日という、正直まだ予定が立たなすぎてよく分からないチケットを、奥さまも誘って購入してしまった。

 

交響楽団チガイに気づいたのは2日後のことである。

 

 

あぁしまった! 

 

東京交響楽団に知り合いはいない!!

 

 

とはいえ、もはやチケットの払い戻しは出来ないし、せっかく行くのだから楽しまなくてはならない。

 

そんなこんなで、主役である新倉瞳さんについて、少し調べてみた。

 

まぁ、おおよその予想どおり、ルックスで売り出されてしまっていた。経歴としては充分すぎるのに、クラシック界のこの売り方、確実に演奏家の価値を貶めるからやめた方が良いと思うのだが…。

 

 

新倉瞳/祈り〜チェロとハープ珠玉の名曲集

新倉瞳/祈り〜チェロとハープ珠玉の名曲集

 

 

ご当人も何だかんだでモヤモヤを抱えていたようで、スイス・チューリッヒに移住。数年間、アルバムの発表もなかった。

現在も拠点はそちらのようで、両国間を往き来しながら活動しているらしい。

 

 

新倉 瞳/エルガー:チェロ協奏曲

新倉 瞳/エルガー:チェロ協奏曲

 

 

余談だが、チェロという大きな楽器を持っての飛行機の移動はタイヘンなようで、自分の席の他に楽器の分の座席も確保しなければならないらしい。常にふたり分の飛行機代…確かにタイヘンだ。

 

 

トリオ・ドゥ・ラヴァンチュ-ル(新倉瞳・赤坂達三・斎藤雅広)

トリオ・ドゥ・ラヴァンチュ-ル(新倉瞳・赤坂達三・斎藤雅広)

 

 

 

以前にもお話ししているが、クラシックにかんしては、私は完全な素人だ。楽曲がどうこうとかは分からない。音色の細かいニュアンスの違いも、たいして分からないと思う。それでも、チェロの音はキライじゃない。

 

音さえ好きならば問題ないだろう。

 

 

そして、blogやFacebookTwitter等のコメントを拝見させていただいたが、親近感の持てるキャラクター。うん、たぶん大丈夫そう。

 

 

なにしろコンサートは来年の3月だ。まだまだ時間はある。それまでには、もう少し彼女についてもチェロについても詳しくなるのではないかと、そんな期待もしている。

 

 

しかしまぁ、ホントにずいぶんと先のスケジュールが埋まったもんだ。

チケット、なくさないようにしよっと!

 

 

そして最後にもう一度いわせて欲しい。

東京交響楽団東京都交響楽団、紛らわしすぎでしょ、ホント!