高北謙一郎の「物語の種」

読み物としてお楽しみいただけるブログを目指して日々更新中。

髪を切る

今日はひさびさに髪を切ってきた。

 

ここ数年、まったくお店が定まらない。

 

 

よって、単に近くて安いお店に行くよりないのだが、これがもう、なんとも落ち着かない。

 

美容師、理容師、いずれのかたに切ってもらうにしても、どうしてもその距離感は一般的な関係としては近すぎる。まったくの他人であるにもかかわらず、切ってもらう側と切る側の関係が密接しすぎていると思うのだ。

 

むかしから、どこかのお店の常連になって、数ヵ月に1度たわいもない会話を楽しみながら髪を切ってもらうような、そんな関係に憧れていた。

 

イメージとしてはちょっと恰幅のいいオジサン理容師が相手だった。

 

しかしまぁ、なかなかこんなオジサン理容師に出会うことがない。そもそも私、ここ数年は美容室しか行ってないし…

 

若いんだよね、美容師さん。

 

いつの間にやら自分の年齢があがってしまったこともあり、なかなか年上のかたに出会えない。女性にしろ男性にしろ、どなたも若い。

 

今日も若い青年に切っていただいた。

 

 

もっと落ち着いた雰囲気の、でもやたら「サロン」って感じじゃない理容室があって欲しい。

 

床屋さんは、どうにも雰囲気が安っぽいし、理容室は妙に格調が高く、いかにもビジネスで成功したオジサンが休日に出向く場所、みたいなイメージ。

 

イメージだが。

 

 

それはともかく、もっとこう…気取りすぎず、でもセンスはよく、でもやっぱり落ち着くことのできるお店…で、そこには恰幅のいいベテランオジサン理容師…

 

いないかなぁ…

 

 

そんなことを考えながら、今日もまた、フツーに近場で安くすませてしまったわけだ。

 

 

いつの日か、いい出会いに恵まれることを願う。

 

 

 

とはいえ今日の青年美容師さんもキチンとカットしてくれました。ありがとうございました! とだけは言っておく。なにやら取り留めもなく長くなってきたので終わりにしたいと思う。

 

お疲れさまでした。