高北謙一郎の「物語の種」

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料理撮影

さて、明後日はひさびさの料理撮影だ。

 

今日、業務委託を受けている会社のかたと電話で打ち合わせをした。

 

料理撮影といっても、間に企業さんが入ると、撮影はほぼマニュアル化される。

 

それがカンタンでお気楽な撮影になることもあるが、場合によってはその融通の効かなさが厄介な状況を招くこともある。

 

たとえば俯瞰での撮影。

カメラの設定が指定されているにもかかわらず、店舗の環境が撮影に適していない時が面倒だ。

シャッタースピードが、どうしても犠牲になる。

 

私が個人で撮影する場合、設定の基本はシャッタースピード優先にしている。

 

意外と珍しいのかもしれないが、日頃は人物を相手にしていることが多いため、被写体がジっとしていることもないし、環境がころころ変わる中では絞りを優先にするよりは安定したシャッタースピードを確保しておいたほうが結果的に『絞り』に意識を集中することができる。

 

そんな私が絞りの固定を義務づけられるのだから、その時点ですでに勝手が違う。

 

シャッタースピードが遅くなってしまうと、どうしても三脚が必要になってくる。別にフツーに45度の角度で撮影するなら問題はないのだが、では90度の撮影となると…

 

そう、三脚が使えなくなるのだ。

 

もちろん機材として揃えようと思えば固定アームにセットしての撮影は可能だ。

 

しかし、人物メインで撮影している私には、わざわざそれを購入するほどのメリットがない。

 

 

と、そんなわけで打ち合わせでは「手持ち撮影になるけどシャッタースピードが遅いとブレるよ」、「ブレないためには絞りの設定をもう少し変えさせて欲しいんだけど」、との要望をすることになる。

 

しかしまぁ、こういったルールを臨機応変に変えてしまったら企業さんのお仕事は成り立たないわけで、けっきょく「頑張ってください」といわれて終わる。

 

うん、言ってみただけさ、私だって。

 

そんなわけで、ただいま撮影方法を考え中。

 

 

 

三脚の脚を閉じて、一脚のように使う。

なるべく料理の真上にカメラが来るようにしながら、壁とテーブルを利用して脚を固定。

 

…えっ、三脚とカメラの接点からすると…出来るのかなぁ…

 

まぁイイや、なんとかしよう。

 

 

なんだかんだでちょっと楽しみだったりもするし、頑張ってくるとします。

 

それじゃ皆さま、お疲れさまでした!