高北謙一郎の「物語の種」

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朝から撮影。そして、スタジオ第1号のお客さま

はい、いつもの流れだと、結婚式二次会の撮影翌日はひたすら写真の選定と編集に明け暮れるのだが、今日は朝から他のご依頼をいただいていたので、楽しく撮影。

 

いったん屋外での撮影の後、お客さまと一緒にスタジオ入り。というのが当初の予定だったのだが、関東は朝から小雨もよう。最初からスタジオにお越しいただくことになった。

 

ナントまぁ、わがスタジオ初のお客さまである。あさっての午後にプロモーション用の写真をお願いしているモデルさんが第1号かと思っていたが、最初からお客さまとは、幸先のよいことである。

 

とはいえ、まさかあんまり汚い状態(まだ段ボールゴミは山積みだ)でお連れするわけにもいかないんで、今日は早起きした。10時の撮影に先立ち、スタジオに到着したのは7時(!)、控え室に置かれていた段ボールを引きずりだし、まずは床の雑巾がけ。続いてすでに届いていた突っ張り棒とハト目のカーテンで間仕切りを。これで商品撮影の際の写り込みを防ぐと同時に、スタジオでのお着替えを希望されているお客さまの要望に応えることができる。

 

 

そこからさらに作業は続く。背景布のアイロンがけだ。まだ白と黒だけで大丈夫だろうが、やはり折り目キッチリ背景布では申し訳ない。

 

 

そして時間になったところで、お客さまを駅までお出迎え。うん、最初のお客さまなんでVIP扱いである。まぁ今後も時間の許す限り、わざわざお越しいただいたお客さまなんだから駅までお出迎えに行けたらな、とは思っている。

 

撮影はね、楽しかった。

 

相手のかたも最初は緊張気味だったけど、最終的には楽しんでもらえたと思う。

 

ケータイのカメラ機能やエントリークラスのカメラ機材の技術が向上した今、カメラマンより良い写真を撮れるかたも沢山いるかもしれない。だが、「撮影される」という非日常の時間を楽しんでもらえるかどうかは、やはりカメラマンの腕しだいだとも思っている。

ある意味、個人的には写真の技術よりも大事だ。

 

ばか騒ぎしてハイテンションに撮影を進める必要はない。ゆるやかに、穏やかに、撮られることが楽しくなってしまうような撮影…たぶん、それが一番じゃないかな。

 

 

今日は私としても満足のいく撮影であった。ありがとうございました!