高北謙一郎の「物語の種」

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香魚

昨夜なにげなく奥さまと話をしていて知ったのだが、魚のアユは魚ヘンに占で「鮎」だったのね。いや、知らなかったわけではないのだが、勘違いをしていた。アユは香る魚で「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれているのだが、そのことで勝手にアユは魚ヘンに香だと思っていたのだ。

 

そんな字は、存在しなかった。

 

 

正直、私は魚の区別があまりつかない。

 

個人的に「好きな魚はサワラとアユ」

 

ということになっているが、別に味が好きとかではなく、字ヅラが気に入っていたのだ。

 

サワラは魚ヘンに春で鰆。

アユは魚ヘンに香で、と…

 

どちらも、なんだか優美ではないか?

 

春を呼ぶ魚で鰆。

香り高い魚で香魚。

 

逆に、なぜ占う魚なんだろう?

 

ちょっと調べてみた。

むかしむかし、神巧皇后が占いに釣りを行った。その時につれた魚がアユだった、と…。

 

神巧皇后って…だれ?

 

やっぱ魚ヘンに香で良くない?

 

 

ちなみにこの「鮎」、中国ではナマズをさすこともあるらしい。占うの字に「ねばつく」という意味があるらしく、体表のねばねばしているナマズのことを「鮎」と。

 

 

やっぱ魚ヘンに香で良くない?

 

 

ま、そんなこんなでアユを中心に話してきたが、昨夜の晩ごはんは鰆の竜田揚げでした。

 

酒と醤油とショウガに漬け込んで片栗粉をまぶして揚げるだけ。かんたん。もう旬としてはギリギリな感じだが、美味かったのでオススメしておきます。

 

それでは。

 

冷凍さわらフィーレ 骨取り

冷凍さわらフィーレ 骨取り